喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

本の紹介 9

今回紹介するのは「将棋入門シリーズ③ ・駒落ち定跡」という本です。昭和57年2月10日発行、著者は原田泰夫先生、出版社は成美堂出版さんです。原田先生は将棋連盟の会長も勤め、初心者向け解説の第一人者と言われてました。 本書は、六枚落ち、四枚落ち、二…

今日の新格言 14

【飛車は受けに使え】・・戦法を問わない新格言 自陣飛車まで打ってガンバルという印象もあるが飛車の守備力は大。実戦で「自陣飛車まで」のイメージで相手が気を緩める効果もありうる。 飛車は最強の攻め駒だが、その守備力もまた無視できないものがある。…

本の紹介 8

今回紹介するのは「加藤のプロ将棋シリーズ4・プロの四間飛車破り」という本です。著者は加藤一二三九段、出版社は大泉書店さんで、昭和56年12月8日発売の第2版発行のものを持っております。 本書は全部で五つの項目に分かれています。銀を使う棒銀型、急戦…

今日の新格言 13

【銀桂交換を恐れるな】・・戦法を問わない新格言 右玉というのは捉えどころの難しい形だが、急所の一つが右桂。攻め駒のフリをしていても実は守備用。これが消えるのは歓迎すべきだ。 右玉側の右桂は攻防の急所であり、この駒がいなくなると攻めも守りも薄…

本の紹介 7

今回紹介するのは、「相振飛車戦法」という本です。著者が内藤国雄先生、出版社が成美堂出版さんで昭和56年8月10日に発行されたものです。 この本は、学生時代に寮に居た時、先輩に頂きました。たしか寮のヌシで七年生の"神様"でした。私は一年生の"奴隷"で…

今日の新格言 12

「堅い囲いは先行投資」(戦法を問わない新格言) 不本意ながら手待ちを強いられるケースもある。その場合は終盤への貯金を心掛けたい。 これ以上指す手がないように見える局面では自陣に手を入れて、さらに堅い囲いを目指すべきだ。具体的に言うなら穴熊に…

本の紹介 6

今回紹介するのは、「勝ち方戦法」という本です。著者は加藤一二三九段、出版社は西東社さんで昭和55年4月1日発行のものです。 本書は、第一章に中飛車への指し方として金立ち戦法と3八飛戦法そして桂ハネの急戦が紹介されてます。特に金立ち戦法は金がにょ…

今日の新格言 11

【序盤の二枚角は二枚飛車に勝ることもある】・・戦法を問わない新格言 古来の「序盤は飛車より角」という格言だが、飛角交換の直後に手のない場合は、やはり飛車を持った方が指しやすいのが現実といえる。 「序盤は飛車より角」という格言は、早石田の局面…

本の紹介 5

今回紹介するのは、ジュニア入門百科の「名人への道・将棋入門」という本です。昭和54年12月3日発行、著者は北村昌男先生、出版社は東京書店です。この本は当時の大山康晴名人が推薦しております。北村先生は埼玉県上尾市出身で天才的な鋭い攻めに定評があり…

今日の新格言 10

【離れ駒があれば攻めるな】・・戦法を問わない新格言 前日の「焦るな」格言の自陣編です。攻めにおいしい手が見えても自陣に不安があると必ず反動があるもの。1手ためるのが上策です。 例えば、銀冠で3八金と締まらないまま戦うことは敗因になりやすい。…

本の紹介 4

今回紹介するのは、タイトルが「矢倉戦法」という本です。昭和52年4月1日発行、著者は有吉道夫先生、出版社は西東社から出たものです。 私は中学生の時、これで矢倉戦法を勉強しました。囲いは総矢倉と金矢倉が載っております。また攻撃する形としては、3七…

今日の新格言 9

「最善形には1手待て」(戦法を問わない新格言) 相手が最善形になると焦ってしまうが、そんなに最善なら1手指すと次善形になるはず。焦らず1手こちらは待つべきである。 これ以上の良形はない、といった局面からもう1手待たねばならないということが生…

本の紹介 3

今回紹介するのは、昭和52年4月1日発行の「実戦詰め将棋」という本です。著者は清野(きよの)静男先生、出版社は西東社さんです。清野先生は新潟県出身で当時実戦型の詰め将棋作家として定評がありました。この本は父が私に初めて買ってくれた将棋の本です。…

今日の新格言 8

「底歩は1手前に打て」(戦法を問わない新格言) 受けの極意は1手前に備えること。底歩も早すぎては負担となる。1手前というのが極意ではあるが、常に底歩の準備だけはしておきたい。 終盤の入り口で底歩を打って攻めを防ぐタイミングは難しい。 底歩を打…

将棋のマンガ 16

ネット注文の中古本が昨日届きました。「PRICE(プライス)~女流棋士飛翔伝」の第2巻、第3巻です。これで完結?!みたいです。2015年11月発行、著者が前鳥(さきとり)八代・maa坊さん、監修が広瀬章人先生、出版社は竹書房さんで近代漫画に掲載されてたみたいで…

本の紹介 2

昨日から古い本の紹介を始めたが、一応出版が古い順から載せたいと思っています。でもなかなかの数があったので古い順から並べるのは結構大変でした。 今回紹介するのは、昭和51年6月発行の「将棋の基本戦法」という本です。著者は松田茂行先生、出版社は日…

今日の新格言 7

【五段目の飛車に威力あり】・・戦法を問わない新格言 五段目の飛車は歩越しの飛車でも威力は絶大だ。 歩越しでなければさらに力は増す。 B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行)による

本の紹介 1

連休中にずっーと家の部屋を整理していました。古い将棋本がいっぱいあったので紹介したいと思います。 今回紹介するのは、昭和50年12月発行の「詰めと必至」という本です。著者は内藤国雄先生、出版社は東京書店さんになります。たしか知り合いのどなたかに…

今日の新格言 6

【敵歩がない筋の歩を伸ばせ】・・戦法を問わない新格言 守備側にとって歩は最前線の防御壁。攻撃側の歩はぶつかるのが役目。遅く見えても敵の守備が弱い筋を伸ばすのは大きな手となる。 歩が切れている筋の歩を伸ばすことは好手になることが多いし、「終盤…

今日の新格言 5

【終盤の米長玉に8手の得あり】・・戦法を問わない新格言 終盤に香頭へ1路寄るだけで玉の深さが全く変わって、寄せ合いに効果大だ。早くに米長玉を決めるのは、的を絞られてしまう場合がある。 居飛車振り飛車を問わず、銀冠の囲いで絶対に覚えておいてお…

今日の新格言 4

【割り角に好手あり】・・戦法を問わない新格言 角金交換の損得勘定の格言。さばき合いに出たいが敵陣が堅く見えるときは一つ敵金を消してみると案外何とかなるものだ。 割り銀を打って相手の陣形を薄くしておく手は十中八九、好手となる。確率的に安全性の…

将棋の本 5

昨日、私の妻が職場のお客さんから将棋の本を頂いてきました。 「迷いながら、強くなる」という題名の本です。 著者が羽生善治先生、出版社が三笠書房で2013年11月に出たものです。 内容は、迷いの中で生き抜いていくためのきっかけやヒントが書かれています…

今日の新格言 3

【歩も二枚換えのうち】・・戦法を問わない新格言 極端すぎてまさかの格言。もちろん条件があり、相手の歩切れはほぼ絶対必要。それを知っていて採ればかなりの有効打となる。 「二枚換えなら歩ともせよ」とは古来から伝わる格言だ。しかし、これをそのまま…

今日の新格言 2

【壁形を誘え】・・戦法を問わない新格言 悪形というのは感覚的なものがある。 しかし視覚的にはっきりしているのは壁形だ。 相掛かりや相振り飛車など、彼我の陣が似た構えでも多少相違はできる。そこで「敵が瞬間悪形になれば、戦いを激しくせよ」だ。 最…

今日の新格言 1

【桂頭に角銀を誘え】・・戦法を問わない新格言 振り飛車は居飛穴の堅い玉形に悩まされる。 ところが古来の格言の逆ともいえる桂跳ねで主導権を奪うチャンスが出現する。 「桂先の銀は定跡なり」というのが古来からの教えだ。桂先の角というのもそれに準じて…

将棋の本 4

今回紹介するのは明日から掲載する金言玉言新格言が載っている「将棋・B級戦法の達人」です。2016年7月31日発行、編者は週刊将棋、出版社はマイナビ出版さんで第1部と第2部に分かれていて第1部はB級戦法の達人、第2部がB級格言の達人になっております…

今日の格言 105

【玉の接近形は逆王手を狙え】・・最終盤編終盤では、玉と王とが近づくことがままあります。 そういうときの心得がこの格言「玉の接近形は逆王手を狙え」です。 逆王手でよく知られているのは詰将棋の双玉問題です。 街で見かける大道詰将棋です。 双玉問題…

今日の格言 104

【三桂あって詰まぬことなし】・・最終盤編桂で相手玉に対して王手をかけると、玉を逃げるしかない場合も多く、打った桂が攻めの拠点として残る。 そのため、桂が複数枚あると相手玉に詰みが生じやすくなる場合がある、ということ。 しかし、実際には「三桂…

将棋のマンガ 15

本日ネット注文のマンガ本が届きました。「オレたち将棋ん族 エピソード2」です。2016年3月12日発行、著者がバトルロイヤル風間先生、出版社は双峰社で当時「週刊将棋」に連載されていました。2010年~2012年までの将棋界のエピソードを4コマ漫画の独特な表…

今日の格言 103

【歩頭の桂寄せの手筋なり】・・最終盤編桂はユニークな駒です。 独特の性能を持っているため、時には思わぬ力を発揮することがあります。 桂には、相手の意表をつく好手が多いものです。 相居飛車の終盤戦で相手の玉頭に迫りたいとき、この桂が大いに役立ち…