喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

今日の新格言 1

【桂頭に角銀を誘え】・・戦法を問わない新格言

振り飛車は居飛穴の堅い玉形に悩まされる。
ところが古来の格言の逆ともいえる桂跳ねで主導権を奪うチャンスが出現する。

「桂先の銀は定跡なり」というのが古来からの教えだ。桂先の角というのもそれに準じて最善になることが多い。
その理由はというと桂の利き筋に駒(角、銀)が利いているということが挙げられる。桂の動きを押さえているのだ。
逆に桂にとっても、桂頭の銀や桂頭の角の形は桂が殺されないという利点がある。そうなる一瞬を狙って仕掛けるという考えもできるわけだ。

この形はなかなか桂が死なない。桂頭の角銀を強制させているからだ。


B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行)による


※この本の第2部B級格言の達人のまえがきで次のようなことが書かれていました。
『定跡とは便利なものだ。定跡党なら開始早々から時間を浪費して頭を悩ませる苦労がないのだから。一方、実戦派の雄としても、相手が定跡手順に従って指し手を進めてくるのなら、いざ「実戦的な一着」を放つタイミングも計りやすいというものだろう。
しかし、将棋はいつか定跡形から外れる。定跡党は自分の技量だけが頼り、実戦派も相手の応手を限定しにくくなる。誰しもが「次の一手」の判断のよりどころがほしいと願っているはずだ。
本書はそういった際の指針として、覚えやすい格言形式で盤上のテクニックを紹介するものである。
新しい格言が自然と口について出るようになればしめたもの。』

よかったら参考にしてください。