2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
【攻めるは守るなり】・・中終盤編将棋には守っても守り切れない局面があります。 相手の攻撃力がまさり、受けていてはジリ貧。 潰されるのは時間の問題という局面です。 こういうときは攻めに活路を見いだすのが最良の方法。 他方面に戦いを広げ、勝負のア…
ネット注文の中古マンガ本が本日届きました。 「オレたち将棋ん族 エピソード1」です。 2015年8月発行の4コマ漫画で著者がバトルロイヤル風間先生、出版社が双峰社で週刊将棋に連載されてました。続篇も出ております。 エピソード1は2005年~2009年の将棋…
【歩のない将棋は負け将棋】・・中終盤編歩切れに泣く、ということばがあります。 「あそこで歩があれば勝ちだった」とか、「歩切れが痛い」というセリフは、感想戦でよく耳にするところです。 歩は駒のなかで手に入る確率が最も高いのですが、それでも実戦…
【うまそうな手に注意せよ】・・中終盤編一見、よさそうな手がある。 指してみたら相手の仕掛けた罠、毒まんじゅうだった、ということがよくあります。 その筋にはまれば逆転負けになるのですからこわいもの。 きれいなバラにはトゲがある。 そんな展開はご…
【大駒の捨てどころ肝要なり】・・中終盤編大駒は飛車と角。 将棋のなかでは活動範囲の広い主役級の駒です。 その大駒を、いつどこで捨てるか。 見切りどきの大切さをいったのがこの格言「大駒の捨てどころ肝要なり」です。 捨てどころを間違えなければ終盤…
【不成はセットで考えろ】・・中終盤編「銀は不成に好手あり」という格言がありますが、「不成はセットで考えろ」は、それの連続弾の意味で好手になることが多いです。 ですから敵陣にある銀を動かす場合や敵陣に侵入する場合は一考あれ。 羽生の新格言集105…
【角には角】・・中終盤編目には目を、歯には歯をといいます。 将棋の場合は「角には角」です。 角出、角打ちには角をもって対抗せよ。 この手筋は、古くから実戦のなかで用いられてきました。 相手が角を使うのは、それなりの意味があってのこと。 狙いを消…
【直接手に好手なし】・・中終盤編将棋は味と含みで指すもの。 それを教えているのがこの格言です。 直接手とは、いきなり王手を掛けたり露骨に駒を取りにいったりする手のこと。 見た目には強烈ですが、しょせんは瞬間芸。 一瞬のうちに消え去る線香花火の…
【桂先の銀定跡なり】・・中終盤編桂で攻められたとき、どう受けるか? その答えを示したのが、この格言です。 銀取りなら桂の頭へ銀をかわす。 そうでなければ銀を打って受ける。 桂に対する銀はセットの手順。 「桂先の銀定跡なり」です。 羽生の新格言集1…
【5三(5七)のと金に負けはなし】・・中終盤編と金は一段目より二段目、二段目より三段目にいるほうがはたらきが強くなります。 それだけ行動半径が広いということです。 「5三(5七)のと金に負けはなし」。 この格言は、文字どおり5三(5七)にと金を作れば…
【駒が移動したところが急所】・・中終盤編将棋は囲碁と違って駒が動くもの。 空間的なゲームです。 「駒が移動したところが急所」とは、駒が動くことによってそこにスキが生じるので、攻めるチャンスという意味です。 このスキは人間の心理にもかかわっていま…
【銀は不成に好手あり】・・中終盤編銀は上下斜めに利くという特性を持っています。 それを生かすか殺すか、敵陣に銀が入ったときは常に問題となります。 つまり、成るか、不成にするかということです。 このテーマには、局面に応じて選択するとしか答えよう…
【玉は手厚く守れ】・・中終盤編堅い玉は勝ちにつながりやすく、薄い玉は負けにつながりやすい。 これが将棋の常識です。 堅い玉の代表は穴熊がありますが、矢倉や美濃もなかなかのものです。 このように、序盤から玉を固める指し方もあれば、戦いの最中に金…
【竜は敵陣、馬は自陣に】・・中終盤編竜は攻め駒の中で一番強い駒です。 馬は守備駒の中で一番強い駒です。 「竜は敵陣、馬は自陣に」は、「竜は敵陣で使え」「馬は自陣に引け」を縮めた格言です。 竜は敵陣にあってこそ働き、馬は自陣に置いてこそ、その守備力が…
【玉は金で守れ】・・中終盤編これは守りの格言です。 「玉は金で守れ」、この一手を指せれば陣形が見事に引き締まります。 例えば金を縦に二枚並べた形などは強く、簡単には破れません。 このように陣形を再構築し、堅い玉を背景に寄せを目指します。 羽生の…
【金は斜めに誘え】・・中終盤編金は守りに強い駒。 一段金は飛車打ちに強く、二段金は攻撃に対して大きな威力を発揮します。 金は守りの要といっても過言ではありません。 その金にも泣きどころはあります。 上下左右には利くが斜め後ろには利かない。 その…
【桂は控えて打て】・・中終盤編これは有名な格言のひとつです。 桂はその特異性から、思わぬ効果を発揮するもの。 寄せの段階で直接手ではうまくいかないとき、この桂が大変役に立ちます。 控えの桂は寄せの手筋。 次に桂を跳ねて敵陣を攻略する。 この手に…
【穴熊には俗手で迫れ】・・中終盤編堅さを誇る穴熊は、アマプロ問わず人気があります。 隅に潜った玉は深くて遠い。 しかも金銀でガッチリと守られている。 まさに鉄壁の陣。 安心立命の囲いです。 そんな穴熊を攻略するにはどうしたらいいのか。 ひとつの…
【攻め合いは手抜きで勝て】・・中終盤編攻め合いの基本はスピード。 それには、手抜きを考えることが勝利への近道になります。 皆さんも手抜きしてスピード感あふれる一手を指してみましょう! 羽生の新格言集105(日本将棋連盟発行)による
【成り捨ての歩に好手あり】・・中終盤編歩を敵陣に成り捨てるのは、攻めのスピードアップを図るための手段です。 と金が当たりになっていれば、相手は手抜きができません。 玉の近いところなら、なおさらです。 歩の成り捨てで陣形を乱し、次に有効な一手を…
【攻め駒を責めよ】・・中終盤編攻めの理想型は飛車、角、銀、桂。 玉の守りは金銀三枚。 これはよくいわれることです。 攻めと守りは車の両輪のようなもの。 好形を築いて攻勢をとる。 このスタイルを目指すのが将棋の基本です。 「攻め駒を責めよ」というの…
ネット注文の中古本が今日届きました。作品は「マサルの一手」第2巻です。実はもう第3巻は持っていました。以前ネットでとんでもなく安かったのでつい掟破りでポチッと買ってしまいました。そんな訳で今回もまた安い物件を見つけてしまい、悪い癖が出てポチッ…
【と金は金と同じで金以上】・・中終盤編この格言は、原田泰夫九段の造語です。 と金の性能は金といっしょだが、元をただせばただの歩である。 だから、取られても痛くもかゆくもないのである。 それだけに金よりも格上、といったのがこの格言です。 と金は…
「角筋の玉受けにくし」(中終盤編)角は斜めに遠く利く駒です。 その″長打力″は抜群です。 角のラインに入った玉は、ヘビににらまれたカエルのようなものです。 なかなか受け切る✂️ことはできません。 そこで「角筋の玉受けにくし」という格言ができました。 こ…
「金は引く手に好手あり」(中終盤編)金は横と前方に接しているすべてのマスに移動できるため、特に自陣においては守りによく働くようになる、ということ。 特に終盤では「玉の守りの金を攻めよ」という格言にあるように、相手が自分の金を取りにくるような手…
【攻めたら休むな】・・中終盤編ここぞという時に絶対にひるまなく、強く踏み込むという意味です。 羽生の新格言集105(日本将棋連盟発行)による
【一歩千金】・・中終盤編歩は数が多く、また1つ前のマスにしか動けないため、最も価値が低い駒と言われている。 しかし、使い道が最も多い駒でもある。 中盤以降で持ち駒に歩が1枚もないと、攻めにおいては、端攻め・継ぎ歩・垂れ歩・歩の打ち捨てなどが…
【玉飛接近悪形なり】・・中終盤編玉は守る駒、飛車は攻める駒です。 この相反する駒がいっしょにいたらどうなるか? 答えは、危険きわまりないです。 そこで「玉飛接近悪形なり」という格言が生まれました。 玉と飛は離して戦え、これは将棋の鉄則です。 *近…
【角は大きくさばけ】・・中終盤編角という駒は、さえぎるものがなければ、どこまででもいけます。 同じ斜めに利く駒でも、銀は一歩一歩だけです。 その点角は、飛行機のように大またで自由に盤上を駆けまわることができます。 行動半径の広い魅力たっぷりの…
【大駒は広く使え】・・中終盤編大駒とは飛車と角のことですが、長打力に優れた大駒は攻撃の総大将です。 飛車や角を大きくさばいた将棋は模様がよく、たいてい有利になります。 その反対に、さばきそこなったときは不利になります。 「大駒は広く使え」は、自…