将棋のマンガ 36

今回紹介するのは、2021年6月17日発売の『龍と苺』の第4巻です。

著者は柳本光晴さん、出版社は小学館さんで週刊少年サンデー掲載作品です。

14歳の少女が将棋の猛者達をなぎ倒す「闘う将棋マンガ」です!


以下はAmazonの内容紹介を記載しておきます。


竜王戦」出場に向けて破竹の勢いで勝ち進み、
現在、アマ竜王戦全国大会出場中の藍田苺・14歳。

名人の娘・月子、アマ王将・塚原、
徳島代表・凛々、アマ名人やアマ竜王―――

全国より集いし腕自慢を相手に
苺は真摯に、強く前へと進んでいく!!

竜王や謎のフードの男など、
圧倒的強者と出会い、そして闘い、
苺がもっともっと、将棋にのめり込む第4巻!!!


【編集担当からのおすすめ情報】
全国のアマチュアの強豪が集結する「アマ竜王戦全国大会」。
苺は、一癖も二癖もあるライバルたちと激戦を繰り広げます。
徳島代表・高校1年生の鴨島凛々には注目!
普段の優しさと対局中に見せる激しさのギャップに目はくぎ付けです。

苺の駆け上がる姿を見れば興奮&爽快。
ふと苺が見せる可愛らしさ、将棋に打ち込むひたむきさには心がほっと和みます。
将棋ファンはもちろん、将棋を知らない方も楽しめる作品です。

週刊少年サンデー」にて連載中。
一手一手強くなる”闘う”将棋マンガを
ぜひお手にとってみてください!

Amazon掲載による】


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下段の香に力あり❗️

≪古今不変の格言≫ 9

香は前にどこまでも進める駒である。
ゆえに盤の二段目にいると、步と同じく1つしか利きがないが、いちばん下段の九段目にいる香は前方の8マスに利いている。

したがって、香は下段にいるほど力があり、また威力があることになる。

なお持ち駒の香を打つ時は、打った香がすぐ取られないように、また出来れば攻めにも受けにも利く場所に打つというのが理想だ。

絶好の位置に香打ちが決まった時の威力を、よく覚えておくとよい。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

攻めるは守るなり❗️

≪古今不変の格言≫ 8

相手に攻め込まれて受けが難しい場合、受けるのでなく逆に攻めることによって、ピンチを脱することがある。

これは中盤でもあるし、終盤で受けなしに見える時でも、攻めて王手をしているうちに、相手の攻め駒を抜いてピンチを脱することもある。

初心のうちは相手に攻められると、どうしてもその駒の周囲しか見えなくなるが、常に盤面を広く見ると、これまで見えなかった手が見えることがある。

「着眼大局、着手小局」という、升田幸三九段の言葉がある。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

焦点の步に好手あり❗️

≪古今不変の格言≫ 7

「焦点の步」とは、相手の駒が2つ以上利いている場所に步を打つ手筋で、駒の利きを片方だけにする、相手の駒を呼び込む、または取らせることでその地点をふさぐといった効果がある。

ただし、打った步に自分の駒の利きがあり、步を取られたら取り返せる場合、例えば2五桂の利きに▲3三步と打つ時などは、焦点の步とは呼ばない。

それだけに相手がウッカリする、好手になることが多い。
相手に渡っても、步を持たせるだけなのが、焦点の步の強みといえる。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

両王手受けにくし❗️

≪古今不変の格言≫ 6

両王手というのは、一度に2つの駒で王手をかけることで、合駒や受けが利かず、そのまま詰みとなることが多い。

また詰めろであっても、次の王手が両王手になる場合は、受けなしとなるケースは多い。

この両王手で勝つのは実に爽快だから、是非この手筋は覚えておいたほうがよい。

また反対に受ける時は、両王手の形にならないよう、十分気をつける必要がある。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

と金の遅早(おそは)や❗️

≪古今不変の格言≫ 5

この格言は古来からあり、たとえ遠くのと金でも、活用していけば実は早い攻めになりますよという教えである。

と金は金や成銀と動きは同じだが、違うのは、相手に渡した時に金は金だが、と金は步にしかならないこと。

金で金を取ってもお互いの金の枚数は変わらないが、と金で金を取れば金の枚数は2枚違ってくる。

つまり、双方の戦力のバランスが崩れてしまうだけに、遅く見えると金でも、活用する手は好手になることが多いのである。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

角筋受けにくし❗️

≪古今不変の格言≫ 4

角の格言は多くあり、「遠見(とおみ)の角に好手あり」などといわれるが、角を遠くに打てば何でも優勢になるわけではない。

しかし、飛車先は止められやすいが、さえぎる駒のない角に玉がニラまれたら、そのまま寄ってしまうことも少なくない。

自陣に角を打つ、または移動するとき、角筋をさえぎる駒のないように運ぶのが大切で、その場合の角筋は実に受けにくいという教えである。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

一段金に飛車捨てあり❗️

≪古今不変の格言≫ 3

一段金とは、自陣の4九または3九あたりに金がいるカタチのことで、飛車を渡しても打ち込まれるスキがない、または打ち込みに抵抗力がある場合は、飛車を捨てて攻める手も成立しますよ、という教えである。

飛車という駒は、駒自身の性能が強力なうえに、敵陣に打ち込めば相手の駒を取って戦力を増やす働きがある。
これが金銀のような駒だと、相手の駒を取るために打つと、打った駒自身が遊んでしまう恐れがある。

これが飛車の打ち込みを警戒しなければならない理由なのである。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

金なし将棋に受け手なし❗️

≪古今不変の格言≫ 2

この格言は、永久に変わることのない終盤の鉄則だ。
行き止まり(一段目)に玉を追い込んだ時など、特に感じるかと思う。

もっとも受けなしといっても、即座に必至になってしまう場合と、金がないためにどんなに受けても最後に受けがなくなる場合があるので、そこはしっかりした読みが必要だ。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

桂頭の玉、寄せにくし❗️

≪古今不変の格言≫ 1

この格言は、終盤戦においては、相手の桂の頭にいる玉は寄せにくい、相手の桂頭に逃げれば安全だという教えである。
相手は桂がジャマで、玉頭から王手することができないからだ。

もっともこれは、終盤で一手を争うような場面で使われる格言で、中盤早々に相手の桂頭に出て行っても、安全とはいえないことが多い。

そして、例え桂頭にいる玉がその桂を取ることができても、桂を取ってしまうと急に危険になることが多いのは、心得ておいたほうがよい。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

角道を止めた振り飛車には角交換❗️

≪今流に修正した格言≫ 12

昔から「振り飛車には角交換」という格言は長くあった。
振り飛車というのは角道を止めた振り飛車がほとんどだったから、角交換をすれば居飛車側から飛車先が突破できるからだ。

しかし今日、 プロ棋士が指す振り飛車はほとんどが角交換型となってしまい、角道を止める振り飛車は少数派となった。

したがってこの格言も、「角道を止めた」を入れないと通用しなくなったが、逆にいえば角道を止めた振り飛車には、立派に通用する格言といってよいのである。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

矢倉囲いは、棒銀に備えて端步を突くな❗

≪今流に修正した格言≫ 11

「矢倉囲いに端步は突くな」という格言は昔からあったが、これではいかなる場合も端步を突いてはいけない、と覚える人が多いのではないかと思う。

正確には、端を棒銀で攻められる場合には端步を突くなということで、端攻めのない矢倉では、やはり突いたほうが玉が広くなることが多い。

したがって今流では少し表現を変えて、このような格言になるのだ。

矢倉戦法は、端步を突いたら絶対ダメな時や、端步を突かせる技、またフェイントの指し方などを覚えると、より一層強くなれると思う。
これは、いろんな戦法の指し方にも応用できるので、覚えても損はないはずである。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

馬ができるなら飛角交換も成立❗️

≪今流に修正した格言≫ 10

従来からの格言に「序盤は飛車より角」というものがある。
しかしこの格言では、常に早い段階で飛車を角と交換したほうがよいととれるが、実際はそんなことはない。
やはり飛車のほうが角より価値が高いことが多いからだ。

ゆえに正しい表現としては、馬(成角)ができるような場合は飛角交換が成立する、と覚えたほうがよいと思う。
ただしその場合でも、自陣に飛車を打ちこまれるスキがないことが、絶対条件となることを認識されたい。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

持ち步2枚でも端攻めを狙え❗️

≪今流に修正した格言≫ 9

昔から「3步持ったら端に手あり」と言われる。
步をたくさん持てば端攻めが成立するという教えである。

しかし実際には、持ち步が2枚でも端攻めが成立することは多い。
この格言は、持ち步が少なくても、工夫すれば端攻めは成立しますよ、という教えである。

また端攻めにも、いろいろな攻めかたがあるので、経験して覚えるとよい。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』

角換わり将棋に5筋を突くな、も玉形しだい❗️

≪今流に修正した格言≫ 8

居飛車の角換わり将棋では、5筋の步を突くと角打ちの筋を狙われるので、「角換わり将棋に5筋を突くな」という格言が昔からある。
ゆえに角交換の将棋では、腰掛け銀が自然に多くなるのだ。

しかしこの格言も、「玉形」によっては5筋を突いても構わない、むしろ5筋を突くほうが攻撃力が増すという構えが時にはある。

格言では当てはまる形と当てはまらない形があるので、新しい構えを覚えたら、将棋の幅が広がることは間違いないかと思う。


『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』