喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の格言 102

【中合いに妙手あり】・・最終盤編中合いは合駒の手筋です。 遠くから飛車や角で王手を掛けられたとき、何も利いていないところに駒を打ち捨てる手のことです。 合駒の特殊例で、高級なテクニックのひとつです。 この中合いは、詰将棋によく用いられます。 …

今日の格言 101

【玉は包むように寄せよ】・・最終盤編一方からの攻めでは玉を逃してしまいます。 そんなときに便利なのがこの格言「玉は包むように寄せよ」です。 両サイドから玉を追い詰める。 そうすれば身動きならず、やがてダウンする。 これは、きわめて有効な寄せの…

今日の格言 100

【終盤は玉の危険度を測れ】・・最終盤編将棋は相手より先に玉を詰ましたほうが勝ちになるゲームです。 終盤戦は激しい一手争いが演じられます。 そこで勝っているのか負けているのか、形勢判断の物差しは、どちらの玉が安全かということです。 この格言は自…

今日の格言 99

【ゼは必勝形】・・最終盤編 ゼは絶対に詰まないの省略語です。 棋界用語のひとつで、ゼットとも呼ばれています。 絶対に詰まない形を作る、そこで決めに出る、これが1990年以降の勝ち方です。 着地の仕方が、それ以前とは変わりました。 「ゼは必勝形」はプ…

今日の格言 98

【桂頭の玉寄せにくし】・・最終盤編玉が逃げる時、相手の桂頭に逃げると、桂が邪魔をして頭金のような詰み筋はなくなるため、比較的安全である、ということ。※桂の頭は丸いので、そこに玉が逃げ出せば、つかまりにくいものです。 この格言は、それを教えて…

今日の格言 97

【王手は追う手】・・最終盤編王手をかけると相手玉を逃がしてしまうだけで、逆に寄せづらくなることが多い、ということ。 相手玉に詰みがない状態で絶対に王手をしてはいけない、ということではない。 しかし、相手玉が逃げるたびに、持ち駒を打って王手を…

今日の格言 96

【金なし将棋に受け手なし】・・最終盤編金は守備力の高い駒であるため、持ち駒に金があると受けやすくなる。 逆に持ち駒に金がないと、しっかりと受ける手がなく、寄せられてしまう可能性が高くなる、ということ。 将棋講座ドットコム・将棋格言の金が関連す…

今日の格言 95

【端玉には端歩】・・最終盤編相手玉が端に逃げた場合、その筋の相手の香の利きは遮断されている。 そのため、端歩を突いて攻めていけば厳しい攻めになりやすい、ということ。 ※これは名格言のひとつです。 将棋講座ドットコム・将棋格言の歩が関連する格言一…

今日の格言 94

【中段の玉寄せにくし】・・最終盤編攻め駒として多く使う「金・桂・香・歩」は後ろに進むことに向いていない(あるいは進むことができない)。 そのため、玉が中段に進むと、詰ましたり寄せたりするのに適した駒が少なくなるため、比較的安全度が高まる、と…

今日の格言 93

【玉の腹から銀を打て】・・最終盤編即詰みがないときは、むやみに王手を掛けてはいけません。 「王手は追う手」になるからです。 詰みがなければ、詰めろを掛けましょう。 詰めろのなかでも、よく知られているのが「玉の腹から銀を打て」の手筋。 いわゆる…

今日の格言 92

【寄せは俗手で】・・最終盤編駒を次々に捨てて華麗に寄せ切る。 こういう決め方はさわやかで、実に気持ちのいいものです。 しかし、調子に乗り過ぎると、思わぬ落とし穴にはまることもあります。 最も恐ろしいのは読み抜けです。 詰むと思っていたら詰まな…

将棋のマンガ 14

昨日、ネット注文の新刊が届きました。令和2年4月2日発行の「宗桂~飛翔の譜」第3巻です。著者が星野泰視先生、監修が渡辺明三冠、出版社がリイド社、作品初出がコミック乱ツインズの書物です。この巻で完結です。唯一無二の将棋時代劇モノで後の八世名人と…

今日の格言 91

【かわす手に好手あり】・・最終盤編王手を掛けられたときは、その駒を取るべきかが問題になります。 取ってもさしつかえなければよいのですが、危険なときは逃げる一手です。 「かわす手に好手あり」。 この格言は中終盤をうまく乗り切るためのもの。 相手…

今日の格言90

「終盤は先手をキープしろ」(最終盤編)終盤戦では、どちらが手番を握っているかが勝ち負けの判断材料になります。 つまり、先手を持っていれば勝ちのコース。 後手を引いたら負けのコースです。 終盤は相手の玉を目指すスピード競争。 そこではなによりも…

今日の格言 89

【詰めろのがれの詰めろで勝て】・・最終盤編自玉にかかった詰めろを消しつつ、相手玉に詰めろをかけること。 また、そのような手。 攻防手の1つで、終盤で優位に立てる手であることも多い。 大駒を打って自陣と敵陣の両方に利かせたり、駒を相手玉の近くへ…

今日の格言 88

【金なし将棋に詰め手なし】・・最終盤編金は攻めにも守りにも大変役立つ駒です。 「頭金」ということばがあるように、トドメをさす駒は金になることが多いもの。 守りは矢倉の7八金など、玉をガードする金です。 寄せの段階で金がなければ詰まない。 それ…

今日の格言 87

【捨て駒に好手あり】・・最終盤編寄せ切るには駒不足。 終盤戦では、こういうケースも起こります。 そんなとき駒を捨てる手が浮かべば有段者の資格は十分です。 駒を捨てるのはもったいない、などといってはいけません。 終盤は駒の損得よりも速度です。 「…

今日の格言 86

【玉の早逃げ八手の得あり】・・最終盤編攻め合ったら危ない、一手負けになる。 そういうときに役に立つのがこの格言。 「玉の早逃げ八手の得あり」です。 玉の早逃げは戦場から一路玉を遠ざける手のこと。 いわゆる先逃げの手筋です。 八手の得はオーバーに…

今日の格言 85

【終盤は駒の損得より速度】・・最終盤編序盤、中盤は駒の損得が優劣のバロメーターになります。 駒得なら優勢、駒損なら劣勢。 この形成判断の方法はわかりやすく、だれでも簡単にできます。 難しいのは終盤です。 終盤は詰むか詰まされるかの戦い。 そこで…

今日の格言 84

【マジックの桂で寄せろ】・・最終盤編終盤戦では、桂が大活躍します。 寄せの主役は飛車角と金銀ですが、桂のヘルプも見逃せません。 金や銀は一路ずつ動くリアリズムの駒。 それに対して桂は特異な動き方をするシュールな駒。 隠し味としては最高の駒です…

今日の格言 83

【終盤は一手スキで迫れ】・・最終盤編一手スキは次に詰ますぞという形。 詰めろの状態です。 終盤戦は寄せるか寄せられるか、一手違いの局面になることが多いもの。 そこでは先に一手スキを掛けたほうが勝ちになる。 こういうケースはしばしば見受けられま…

今日の格言 82

【玉の退路に捨て駒】・・最終盤編「玉の退路に捨て駒」は、詰将棋によく使われる手筋です。 玉の逃げる方向に駒を捨てる。 一方からの寄せではつかまらないとき、この手筋を用います。 終盤の秘手です。 詰将棋にはひんぱんに登場しますが、実戦にはめった…

今日の格言 81

【入玉将棋は大駒を狙え】・・最終盤編入玉とは敵陣に玉が入ること。 お互いに入玉すれば、どうなるか。 そのときは点数勝負をつけます。 大駒を5点、小駒を1点と数え、プロの場合は24点あれば持将棋。 24点に満たない側は負けになります。 玉は数えません…

今日の格言 80

【入玉形は上部を開拓せよ】・・最終盤編相手自陣の駒を攻めたり、はがしたりすることによって上部を開拓すれば、入玉も可能になるという意味です。 羽生の新格言集105(日本将棋連盟発行)による

今日の格言 79

【負け将棋は千日手で粘れ】・・最終盤編相手玉に寄りがなく、絶体絶命の局面で唯一、負けを免れる手段が千日手狙いです。 双方手を変えられず、同一局面4回で千日手が成立します。 土俵際できわどくドローに持ち込む格言が、「負け将棋は千日手で粘れ」で…

今日の格言 78

【投げる前に一考】・・最終盤編負け将棋は、いつ投げようかと考えるもの。 投了の時機を誤ると形にもなりません。 それでも、相手が間違えれば逆転というケースでは、負けが確定するまで指し続けます。 投了は、それからです。 「投げる前に一考」は、負け…

今日の格言 77

【勝ち将棋は手堅く勝て】・・最終盤編優勢な局面は早く勝ちたいと心がせくもの。 そのため敵陣にばかり目がいき、自陣の守りがおろそかになることがあります。 これは危険な状態で、逆転負けを喫するパターン。 優勢なときが最も危ないといわれるゆえんです…

今日の格言 76

【捨て駒で玉の安全を図れ】・・最終盤編自玉が危険なとき、捨て駒を放って窮地を脱するという手筋があります。 捨て駒は犠打。 この手筋で相手の攻め駒を遠ざけ、危機を緩和するというわけです。 「捨て駒で玉の安全を図れ」は、一手違いの終盤戦を勝つ方法…

今日の格言 75

【玉は下段に落とせ】・・最終盤編将棋の駒は前方に進むことに向いているため、寄せる際には相手玉が自分の駒の前方にいるようにした方が良い、ということ。 つまり、(相手から見て)下段にいる状態であれば寄せやすくなることになる。 下段に落とさずに相…

今日の格言 74

【寄せは守備の金を攻めよ】・・最終盤編玉を守っている金を攻める。 これが寄せの近道です。 矢倉なら3二(7八)の金、美濃囲いなら6一(4九)の金がこれにあたります。 「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」で、この戦略と同じです。 終盤戦は王手を掛ける…