喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

将棋の本 4

今回紹介するのは明日から掲載する金言玉言新格言が載っている「将棋・B級戦法の達人」です。2016年7月31日発行、編者は週刊将棋、出版社はマイナビ出版さんで第1部と第2部に分かれていて第1部はB級戦法の達人、第2部がB級格言の達人になっております。第1部のB級戦法の達人では以下のB級戦法が記載されております。羅列いたします。対藤井システム猫ダマシ、平美濃返し、右四間端棒銀、鳥刺しモドキ、ポンポン桂、端美濃囲い、擬装宗歩四間、逆襲変幻飛車、矢倉崩し左美濃中飛車、難攻不落銀立ち陣、最短ノーガード戦法、横歩取り素抜きトリック、端隠横歩取り巻の一と二の全部で14の戦法が紹介されています。第2部のB級格言の達人では以下のB級格言が記載されております。戦法を問わない新格言34、振り飛車党に捧げる金言31、対振り飛車に役立つ玉言18、相居飛車に至高の新格言14、手将棋模様の新格言6の全部で103のB級格言が紹介されてます。この本の第1部のまえがきで次のようなことが書かれていました。『一般に定跡解説書にはいわゆるメジャー戦法が取り上げられる。とはいえ定跡は日進月歩、次から次へと新手や改良手が登場し、アマチュアにはフォローしきれず、また覚えきれるものではない。さらにメジャーなだけあってライバルの目にも触れやすく、深く研究され「・・・にて良し」の局面に持ち込めず苦杯を喫するケースも少なからずあるはずだ。得意戦法をメジャー戦法に求める限り、対抗上ライバルがその戦法に詳しくなる機会はいくらでも考えられる。「自分の得意は相手も得意」状態が出現するのである。これでは楽しく将棋が指せない。「自分は得意、相手は不得意」という策はありえないのだろうか?というわけで「B級戦法ノススメ」と相成る次第。B級戦法とはプロ間では指されることのないマイナーだが味のある戦法をいう。当然、定跡書で触れられることが少ないからといって侮るなかれ。「B級戦法を笑う者はB級戦法に泣く❗️」マイナーだからこそそれを知らない対局相手の意表を突き、思惑を外し、未知の世界へ引きずり込む効果が大きいのだ。ただし、B級戦法=奇襲戦法ではない。「温故知新」最新流行形に古の時代の戦法で対抗したり、従来と異なる囲いや指し手はびっくりどっきりでも、狙いとするところはメジャー戦法に劣らずしっかりしていて、勝利を呼び込むスグレものなのである。』このように書かれていました。私はあるところにこの本を自宅から持ち出して読んでいたところ、あるアマ五段の高段者が私に「何読んでいるんだ?何だB級戦法か?そんなの読んでるんだ!それじゃ強くなれないな!」と私に向かって言ってきました。私はその時なにが悪いんだ、今に見ていろと思いました。まさに私が40数年前によんだ藤子不二雄A先生の「魔太郎がくる!!」を思い出しました。「メラメラメラ うらみはらさでおくべきか!!」。いつか対局する機会ができたらB級戦法や奇襲戦法をぶっつけてギャフンと言わしてやりたいです。私のように実力がまだアマ三段以下の方々は一度手に取って読んで見て下さい。そして高段者にあっと言わせて下さい。お願いします。
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