喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

将棋のマンガ 18

今回紹介するのは、2020年5月29日発売の『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代 』第10巻です。 著者は西川秀明さん、原案・監修は羽海野チカさん、将棋監修は先崎学九段、出版社は白泉社さんでヤングアニマル掲載作品です。 この本は「3月のライオン」唯一のス…

本の紹介 22

今回紹介するのは、昭和63年11月30日発行の「超急戦!!殺しのテクニック」という本です。 著者は横田稔さん、監修は塚田泰明先生、出版社は高橋書店さんです。横田さんは「将棋ジャーナル観戦記大賞」を受賞したことがある将棋ジャーナリストです。塚田先生は…

今日の新格言 28

【二段目の歩は堅い】・・戦法を問わない新格言 実戦的に勝ち切るのが難しい局面のときは、どうやって自陣を強化するのかが大事である。普通の防御ラインは三段目だが敵の攻撃箇所がはっきりしているなら、一つ下に受けると堅い。自陣が堅いとゆっくりした攻…

本の紹介 21

今回紹介するのは、昭和60年8月10日発行の「昭和60年度 将棋年鑑」です。もちろん、出版元は日本将棋連盟です。 この当時は貧乏学生だったので毎年将棋年鑑を買う余裕はありませんでしたが、私が学生一年目の記録が掲載されていたので思いきって購入してみま…

今日の新格言 27

【香一本も無駄にするな】・・戦法を問わない新格言 龍を使っての攻め合いは、相手の攻めが細いときは意外と効果の大きい小技がある。それが香上がりで、追ってくれれば一時的に龍が遊びます。 差がついた将棋で相手の攻めを切らすとき、じっと香車を上がっ…

本の紹介 20

今回紹介するのは、昭和57年3月20日発行「激闘、居飛車穴熊対振飛車」という日本将棋連盟書籍編集部出版の本です。 本書は、当時の中原誠名人がこの本を推薦しており、内容は対中飛車・四間飛車・三間飛車・向飛車、相穴熊、基礎講座、記録、トピックス、詰…

今日の新格言 26

【攻める前に端歩を一本】・・戦法を問わない新格言 攻め始めの段階、ちょっと手段が細いので指し切りが一番心配なときには、必ず一本入れておくべき利かしがあります。それが、この格言です。 特に玉頭戦では歩が必要になる局面が多いので、いつでも一歩持…

本の紹介 19

今回紹介するのは、昭和61年5月13日発行の「田中流 鉄壁居飛車穴熊」という本です。 著者は田中寅彦先生、出版社は筑摩書房さんです。 本書は、三つの項目に分かれています。一つめは6六歩形、二つめは6六銀形について解説、三つめは居飛車穴熊熱戦譜が二…

今日の新格言 25

【終盤は手番に勝るものなし】・・戦法を問わない新格言 まずは主役となる駒を安定したものとする手段が大事である。 そして「終盤は手番に勝るものなし」を地でいく手、つまり利(き)かしの手を実戦で指せるかどうかが終盤の力の差といえる。 B級戦法の達人…

将棋のマンガ 17

今回紹介するのは、2020年5月23日発売の『将棋めし』第6巻です。 著者は松本渚先生、監修は広瀬章人八段、出版社はKADOKAWAさんで、月刊コミックフラッパー掲載作品です。 この第6巻で完結してしまいました。非常に残念です。松本先生の作品は、どれも非常…

本の紹介 18

今回紹介するのは、昭和60年12月1日初版の「対決」という本です。 著者は谷川浩司先生と田中寅彦先生、出版社は文藝春秋です。 本書は、タイトルの通り対決した七番が上段下段に分かれて、それぞれが自戦記を書かれています。斬新な手法でしたが読みやすかっ…

今日の新格言 24

【入玉するなら徹底しろ】・・戦法を問わない新格言 自玉頭の厚みを生かす一番の手法といえば、入玉作戦である。途中で心変わりせず入玉に徹すれば逆転の少ない指し方だ。※入玉を目指そうと考えたら徹底して入玉を目指すべきだ。そして、やや無理な受けをし…

本の紹介 17

今回紹介するのは、昭和59年11月発行の「中原の必勝左美濃―対四間飛車」という本です。 著者は中原誠先生、出版社は池田書店さんです。 本書は、三つの項目に分かれて解説されています。 戦型と玉の囲いについて、四枚美濃について、三枚美濃について、それ…

今日の新格言 23

【玉の近くを攻めろ】・・戦法を問わない新格言 攻める箇所が二つ以上あれば敵玉の近くに手を付ければ大概間違いがない。ほか中盤の戦いで気を付けるのは遊び駒を作らないこと。※正確な大局観を身に付けることが大事である。 B級戦法の達人・週刊将棋編集部…

本の紹介 17

今回紹介するのは、「田中寅彦の居飛車穴熊入門」という本です。 昭和59年4月20日発行、著者は田中寅彦先生、出版社は日東書院さんです。 本書は、大きく五つの項目に分かれて紹介されています。一つめは居飛車穴熊とその利点、二つめは振飛車別駒組の基本、…

今日の新格言 22

【拠点は駒得に勝る②】・・戦法を問わない新格言 先手で拠点を築ければよいが、そうでなくとも拠点をじっと増やしておくのは実戦的な勝負術となりうる。 駒の損得より拠点を残して先手先手で攻めることが重要だ。一つの拠点は桂1枚か銀1枚に匹敵することが…

本の紹介 16

今回紹介するのは、「袖飛車戦法と石田流」という本です。昭和59年12月6日発行、著者は内藤国雄先生、出版社はひばり書房さんです。 本書は、四つの章に分かれています。第1章は新袖飛車戦法、第2章は新雁木戦法、第3章は新石田流、第4章は次の一手問題…

今日の新格言 21

【拠点は駒得に勝る①】・・戦法を問わない新格言 交換による多少の駒得よりも、その間に拠点を築いておく方が実戦的には楽と思えるケースがある。具体的手段の見えているのが大きい。 B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行)による

本の紹介 15

今回紹介するのは、「初段をめざす将棋シリーズ・矢倉の闘い」という本です。私が持っているのは、昭和58年6月6日付け31版発行のもので、初版がいつだったのか分かりません。著者は加藤一二三先生、出版社は大泉書店さんです。 本書は、3七桂戦法、3七銀戦…

今日の新格言 20

【銀冠に端攻めあり】・・戦法を問わない新格言 玉側の位は取れれば大きなポイントとなる。しかし取られた位を逆用する面白い指し方があり、損を得に変えることができる。 銀冠から端を逆用する手は、幕末の「棋聖」とうたわれた天野宗歩が指した手といわれ…

本の紹介 14

今回紹介するのは、「史上最強!ワセダ将棋」という本です。 昭和58年9月30日発行、著者は早稲田大学将棋部、出版社は講談社です。 本書は、振り穴の基本常識、居飛穴の基本常識、穴熊戦㊙のコツ、穴熊戦の大逆転、穴熊の心理作戦、矢倉将棋必勝法、振飛車対…

今日の新格言 19

【敵の駒は遊ばせろ】・・戦法を問わない新格言 中盤戦は先手を取って攻めの継続を図ることが大事。そして自軍に遊び駒さえなければ、多少の駒損でも形勢を損ねることはない。 遊び駒が多くては勝てない! B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行…

本の紹介 13

今回紹介するのは、「中原の急戦将棋」という本です。著者は中原誠先生、出版社は池田書店さんです。私が持っているのは昭和58年2月20日発行の第91版のものです。本の最初のページである「はしがき」の文末をみたら、この本の初版年月が書いてありました。何…

今日の新格言 18

【4五の位は天王山】・・戦法を問わない新格言 古来の格言は5五の位についてだったが見掛けほど生きないものだ。具体的に攻めの拠点として使いやすいのはむしろ4五の位だ。 接近戦の局面では角や飛車より金銀を盤面に残しておいた方が良いことが多いので…

本の紹介 12

今回紹介するのは、「初段合格問題集 ・詰将棋問題集」という本です。著者は内藤国雄先生、出版社は成美堂出版で昭和58年7月10日発行のものです。 本書は、トレーニングコース、初段コース、チャレンジコースの三章に分かれていて、七手詰~二十三手詰まであ…

今日の新格言 17

【玉も攻め駒】・・戦法を問わない新格言 玉が接近する最終盤では玉自体も重要な攻め駒になることがよくある。 利きが多い駒だけにその攻めも厚みのあるものになる。 B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行)による

本の紹介 11

今回紹介するのは、「角頭歩戦法」という本です。私が持っているのは昭和58年2月28日発行の第27刷目のものです。 本の最初のページである「はじめに」の文末をみたら、この本の初版年月が書いてありました。何と昭和49年6月でした。46年前です。凄いですね~…

今日の新格言 16

【優勢なときは端に手を出すな】・・戦法を問わない新格言 不利なときは戦線拡大。では有利なときは?戦線を絞るべき。特に玉に近い方の端攻めは少々の効果くらいでは手を出すべきでない。 居飛車穴熊に対して振り飛車側からの端攻めは"鉄則"。少し悪い局面…

本の紹介 10

今回紹介するのは「将棋に勝つ考え方」という本です。昭和57年3月1日発行、著者は谷川浩司先生、出版社は池田書店さんです。この本は谷川先生の処女作です。ある意味貴重な本です。 本の内容は、大局観、定跡の検討、実戦、次の一手の四つに分かれて紹介され…

今日の新格言 15

【玉のニアミス、コビンに手あり】・・戦法を問わない新格言 玉と玉が接近したとき王手で駒を盤上に設置し厚みを作成することが急務。 玉頭にだけ注意を払わずコビン攻めが意表を突き効果大となる。 玉が接近している形は意外に寄せにくいものだ。 駒の損得…