≪振り飛車ミレニアム≫
A図
近年、振り飛車対策としてミレニアムが見直されてきた。
そんな優秀な囲いなら逆にやってやろう、と振り飛車もミレニアムを持ち込むようになった。
令和の時代となったが、まさにミレニアム大戦争だ。
A図は四間飛車がミレニアムに組んだ一例。
ここからは4七金と上がって桂頭をカバーしておくか、4八金寄~3八金寄として玉を固めるか、など。
指され始めたばかりなので、理想の形や組み上がるまでの手順はまだまだ手探りなところだ。
従来の美濃囲いと比べて玉が深く、また将来的に桂を跳ねて穴熊の端を攻めた際にも、美濃囲いよりは反動が少ない。
振り飛車の囲いと言えば、美濃囲いか穴熊の2拓だったが、これからの時代は新たな選択肢としてミレニアムも加わることになりそうだ。