喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本の紹介 33

今回紹介するのは、平成6年3月1日発行の「羽生の頭脳8 最新のヒネリ飛車」という本です。 著者はもちろん羽生善治先生、出版元は日本将棋連盟です。 本書はヒネリ飛車、相掛かり3七銀戦法、相掛かり型腰掛け銀、ヒネリ飛車実戦編の四つに分かれて解説されて…

今日の新格言 39

【7七角は振り飛車の税金】・・振り飛車党に捧げる金言 居飛車VS振飛車の対抗形において、居飛車側の格言で「端歩は居飛車の税金」というのがありますが、振り飛車にも序盤において税金の格言が存在します。 それは特に、オーソドックスな四間飛車VS急戦の…

本の紹介 32

今回紹介するのは、平成14年9月25日発行の「勝負(しょうぶ)」という本です。 著者は升田幸三先生、出版社は中央公論新社です。 この本のあとがきで升田先生は、こう述べています。 『人生は、将棋に似ている。どちらも"読み"の深いひとが勝機をつかむ。"駒づ…

今日の新格言 38

【分からないときは5五歩②】・・振り飛車党に捧げる金言 例えば、5五歩の突き捨てには相手の成り角を自陣に直接引っ張らせないという深謀もある。相手の角を遊び駒にさせているのだ。※取りあえず、この格言通り「分からないときは5五歩」を実行してみると…

将棋のマンガ 20

今回紹介するのは、2020年6月9日発売の『将棋指す獣』第4巻です。 原作は左藤真通(さとうまさみち)さん、漫画は市丸(いちまる)いろはさん、監修は瀬川晶司先生、出版社は新潮社さんで、月刊コミックパンチ掲載作品です。 今回で完結です。この頃、将棋のコ…

本の紹介 31

今回紹介するのは、平成5年1月発行の「実戦に強くなる詰将棋100」という本です。 著者は大山康晴先生、出版社は日本文芸社です。 本書は大山先生の遺作の詰将棋集として発刊されたものです。 実は大山先生の著書は数多く残っていますが詰将棋の本は意外に少…

今日の新格言 37

【分からないときは5五歩①】・・振り飛車党に捧げる金言 チャンスがあれば振り飛車としてとにかく突きたいのが5五歩です。受けの底歩、攻めのたたき、どちらも振り飛車側に利用価値が高いです。 振り飛車党として取りあえず覚えておいて損のない手である。…

本の紹介 30

今回紹介するのは、平成12年2月5日発行の「戦う将棋指し2」という本です。著者は別冊宝島編集部、出版社は宝島社さんです。 本書は前回紹介した本の続編です。内容も充実しており大変読みごたえがあります。その中でも特別企画のスペシャル対談、米長邦雄先…

今日の新格言 36

【振り飛車にも継ぎ歩あり】・・振り飛車党に捧げる金言 対抗形将棋でうっかり見過ごしてしまうのが継ぎ歩攻めだ。歩を持ち合うことがないため意識の外になっているのだ。 相矢倉などではよく出てくる継ぎ歩も、振り飛車VS居飛車の将棋では端や玉頭の戦いを…

本の紹介 29

今回紹介するのは、平成11年10月9日発行の「戦う将棋指し」という本です。 著者は別冊宝島編集部、出版社は宝島社さんです。 あとがきで、原田泰夫先生はこう言っていました。『この本の斬新な内容にはとことん驚かされましたぞ。特に、棋譜や図面をひとつも…

今日の新格言 35

【桂香持ったら3五歩】・・振り飛車党に捧げる金言 舟囲いは意外と上部からの攻めに弱い。振り飛車側が桂や香を持ったら取りあえず3五歩だ。 桂香を持ったら3五歩(振り飛車先手として)と突いてみることだ。振り飛車側の攻撃手段として好手になる場合が多…

本の紹介 28

今回紹介するのは平成11年3月20日発行の「新版 奇襲大全」という本です。 著者は湯川博士(ゆかわひろし)さん、監修は森けい二先生、編集は週刊将棋、出版社は毎日コミュニケーションズさんです。 湯川さんは東京都出身、法政大学卒、元『将棋ジャーナル』編…

今日の新格言 34

【俗手俗手も続けば好手】・・戦法を問わない新格言 俗手とは、重い手、狙いが一つしかない手のことをいう。しかし駒の方向が敵玉に向かっていれば好手となりうる。実戦では俗手が一番だ。 俗手も俗手で続ければきつい攻めとなる。特に局面が単純になりがち…

本の紹介 27

今回紹介するのは、昭和60年5月20日発行の「昭和生まれの天才棋士たち」という本です。 著者は原田泰夫先生、出版社は創元社です。 本書は昭和生まれの名棋士17名を選び、思い浮かぶまま原田先生が紹介したものである。いうなれば、原田先生が見た秀才、天才…

今日の新格言 33

【銀も引く手に好手あり】・・戦法を問わない新格言 「金は引く手に好手あり」が本来ではあるが、銀引きも自陣を固めるのに有効で、それによって大さばきも実現させることができる。B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行)による

本の紹介 26

今回紹介するのは、平成8年1月15日発行の「人生の棋譜 この一局」という本です。 著者は河口俊彦先生、出版は新潮社です。 本書は、1990年から1994年までの将棋界の有様を描いたものである。 中心となる棋士は羽生先生で、河口先生の優れた観察力により詳し…

今日の新格言 32

【魚釣りの歩は堅し】・・戦法を問わない新格言 底歩は自軍の駒にひもを付ける効果とともに、そこにいることが敵駒の打ち込みに対して効果を発揮することが多い。 一段目に打つ歩打ちは底歩に限らず堅い手になる。 相手の飛車や角の打ち込みを未然に防いでい…

本の紹介 25

今回紹介するのは、平成9年7月7日発行の「筋違い角と相振り飛車」という本です。 著者は木屋太二さん、監修は森内俊之先生、出版社は主婦と生活社です。 本書は、タイトル通り新感覚筋違い角と超感覚相振飛車の2種類の戦法について紹介されております。 木…

今日の新格言 31

【自陣飛車に好手あり】・・戦法を問わない新格言 遠見の自陣角に好手ありという格言は本来からある。 しかし飛車も自陣を強化することもできながら、また遠く敵陣までにらむ大砲なので好打が期待できる。 空中戦などの将棋では互いに飛車角を持つことが多く…

本の紹介 24

今回紹介するのは、平成4年2月5日発売の「奇襲!!将棋ウォーズ」という本です。 著者は湯川博士さん、監修は屋敷伸之先生、出版社は高橋書店さんです。 本書は、まず始めに奇襲戦法カタログと題し14個の奇襲戦法が紹介されてます。続いてpart1 空爆!!急襲作戦…

今日の新格言 30

【金持ちケンカせよ】・・戦法を問わない新格言 「金持ちケンカせず」が本来だが、消極的な姿勢が逆転につながるケースは多い。勢力が勝った瞬間にケンカする方が実戦では有効だ。 強気には強気と対抗した方が、うまくいく原因になる。特に先に駒得をしてい…

将棋のマンガ 19

今回紹介するのは、5月29日発売の「リボーンの棋士6」です。著者は鍋倉夫さん、棋譜監修は鈴木肇さん、協力は日本将棋連盟・HEROZ、出版は小学館さんで週刊ビックコミックスピリッツ掲載作品です。 次回、第7集で完結のようです。8月末頃発売予定! 「今が…

本の紹介 23

今回紹介するのは、平成3年3月10日に第3刷として発行(私が持っているもの)した、「定跡百科② 穴熊ガイド」という本です。 編集は週刊将棋、協力は櫛田陽一先生、出版社は毎日コミュニケーションズさんです。櫛田先生は東京都出身田丸昇門下で、あのNHK杯トー…

今日の新格言 29

【質駒を作れ】・・戦法を問わない新格言 飛車を切るというのは大きな先手なので、飛車による質駒は有効度が高い。そこで飛車自身がさばけずとも質駒をにらむ手も有効手となる。 ここで考えなければならないことは働きのない駒をさばくか、あるいはその駒を…