喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

本の紹介 33

今回紹介するのは、平成6年3月1日発行の「羽生の頭脳8 最新のヒネリ飛車」という本です。
著者はもちろん羽生善治先生、出版元は日本将棋連盟です。
本書はヒネリ飛車、相掛かり3七銀戦法、相掛かり型腰掛け銀、ヒネリ飛車実戦編の四つに分かれて解説されてます。
私は特にヒネリ飛車に興味があったので、すみませんがその他の戦型については読まなかったです。
ヒネリ飛車戦の一番の特徴は、勝敗は別にして先手には楽しみが多く、後手には苦労が多い戦型ということです。
『ヒネリ飛車を指されるとよく分かるのだが、後手を持ってヒネリ飛車を負かしにいくのは大変である。序盤はほとんど先手が一方的に主導権を握っている。後手は一手一手細心の注意を払いながら、不利にならないように付いて行くのが精一杯という状態である。そこをうまく乗り切ったとしても、仕掛けの主導権はやはり先手が握ってるのである。』(羽生談)
私は、この頃ネット将棋で相掛かり調になったら間違いなくヒネリ飛車模様を取るようにしています。やはりかなりの確率で主導権を握ることができます。もう一度この本を読んでみて原点回帰してみたいと思います。


(実物撮影)
最新のヒネリ飛車 (羽生の頭脳)