喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

将棋のマンガ 22

今回紹介するのは、2003年12月25日発行の『マサルの一手①』という本です。 漫画は村川和宏さん、監修は森内俊之先生、出版社は小学館さんで「小学五年生」連載作品です。 本書は色んな戦法が描かれています。「鬼殺し戦法」「地下鉄飛車VS穴熊」「早石田戦法…

今日の新格言 58

【角交換四間飛車で香は上がるな】・・振り飛車党に捧げる金言振り飛車の9八香や9七香は角のにらみを避けることが第一の意味である。角交換して指す予定なら香上がりはマイナスとなる。 それは、飛車を取った後9九飛の打ち込みが必ず生じるからだ。 ここ…

本の紹介 42

今回紹介するのは、平成21年5月31日発行の『野獣流攻める右四間』という本です。 著者は泉正樹先生、出版社は毎日コミュニケーションズさんです。 本書は第1部、第2部に分かれて解説されており、第1部は「アームストロング砲右四間飛車」、第2部は「ガトリン…

今日の新格言 57

【6七角に妙手あり②】・・振り飛車党に捧げる金言前回に引き続き6七角の威力であるが、居飛車に好調な飛車打ちを与えたようでも角のひもで駒を取らせなければ、逆に敵飛車を目標とできる。 例えば6九飛と打たれ振り飛車がピンチに思える局面でも6七角が…

今日の新格言 56

【6七角に妙手あり①】・・振り飛車党に捧げる金言相手の急戦策に、はまったように見せての返し技がある。筋違いを軸にして飛車をさばく手筋がある。6七に角を打つ手が攻防に働く。 いつでも3四角と出る手がある。 そうなれば、いずれ桂香が手に入るので玉…

今日の新格言 55

【米長玉の頭をたたけ】・・振り飛車党に捧げる金言米長玉でも金銀4枚を集めた堅い囲いでは2四のコメカミ攻めだけでは崩せない。だが、端を絡めれば攻略可能だ。米長玉はコメカミとともに頭上が弱い。横からの攻めには耐久力はあるが、縦からの攻めに弱点…

今日の新格言 54

【米長玉は2四の地点を狙え②】・・振り飛車党に捧げる金言前日に続き米長玉崩しの指し回しである。一番早く急所の2四へ狙いを付ける方法は6八角型を築くことである。右四間にして米長玉型というのもある。この戦法の長所は王様が遠いという点にある。終盤…

今日の新格言 53

【米長玉は2四の地点を狙え①】・・振り飛車党に捧げる金言銀冠米長玉はアマチュアで人気のある囲いである。横からの攻めに強く、そして遠い。終盤で寄せ合い負けしそうなところを一手残していた、ということがよくある。その辺が人気の秘密か。それではこの…

本の紹介 41

今回紹介するのは、令和2年将棋世界7月号の付録『飛車落ち新戦法 野獣榴弾砲突攻銀』です。 著者は泉正樹八段です。 まず榴弾砲(りゅうだんほう)の意味ですが、カノン砲と同じ大砲の一種だと思います。興味ある方は調べて見て下さい。 本書は、泉先生が構想2…

今日の新格言 52

【左金で急戦を封じろ】・・振り飛車党に捧げる金言一段金ではないが、やはり左金を使う急戦封じの格言。守りに安定性のある金で確実に相手の手段を封じよう。急戦に対しては少し形が悪くても多くの駒で受けに回る必要がある。それが現代振り飛車の感覚だ。…

本の紹介 40

今回紹介するのは、平成14年12月10日発行の『最強四間飛車マニュアル 急戦編』という本です。 著者は久保利明先生、出版元は日本将棋連盟です。 本書は、後手急戦VS四間飛車、後手棒銀VS四間飛車、先手急戦VS四間飛車、先手棒銀VS四間飛車の4つに分かれて解…

今日の新格言 51

【一段金で仕掛けを封じろ②】・・振り飛車党に捧げる金言前日に続き一段金による急戦封じだが、単純ながら攻めに威力がある右四間飛車にも一段金で待機しているのが有効な場合が多い。相手の攻め方によっては7九金として、居飛車の攻め足を止めることができ…

本の紹介 39

今回紹介するのは、平成14年11月10日発行の「振り飛車穴熊戦法」という本です。 著者は福崎文吾先生、出版社は創元社です。 福崎先生は十段や王座のタイトルを取ったことがある実力者であり、当時は"振り穴"のスペシャリストで、確か"妖刀流"とか言われてい…

今日の新格言 50

【一段金で仕掛けを封じろ①】・・振り飛車党に捧げる金言振り飛車が5八金左の一手を保留するだけで居飛車からの棒銀は通じにくくなる。大山流振り飛車の極意に左金のひと味違う使い方があった。特に急戦に対して左金をうまく使う指し方で攻めを封じた。 振…

今日の新格言 49

【舟囲いのコビンを攻めろ】・・振り飛車党に捧げる金言美濃囲いほどではないが舟囲いも横からの攻めには抵抗力がある。そこで縦攻めが有効である。美濃囲いの急所の一つがコビンであることは常識だ。これと同じように舟囲いもコビンに弱点がある。特に4二…

今日の新格言 48

【3四の歩を取れ】・・振り飛車党に捧げる金言この格言は振り飛車先手としてみた終盤のテクニックだ。居飛車の角頭の歩を取り除く手は実戦において大いに威力を発揮する。よく終盤で1七玉、26玉と逃げて最後に3五金までの詰みがある。簡単なことだが、…

将棋のマンガ 21

今回紹介するのは、2020年6月17日発売の『それでも歩は寄せてくる』第4巻です。 著者は山本崇一朗さん、監修協力は北尾まどか先生、出版社は講談社で、週刊少年マガジン掲載作品です。 ラブコメディ!?のこの作品は、山本先生の良さがふんだんに出てる作品で…

今日の新格言 47

【左桂をさばけ②】・・振り飛車党に捧げる金言 昨日に続き左桂のさばきだが、もし跳ねて取らせる順があったら、それで十分であり、銀桂交換にでもなろうものなら大優勢となる。 もし焦点の歩を打たれた場合などは、まず考えるべきことは左桂で取って悪くなら…

本の紹介 38

今回紹介するのは、平成15年1月30日発行の「最強居飛車穴熊マニュアル」という本です。 著者は佐藤康光先生、出版元は日本将棋連盟です。 本書は、居飛車穴熊基本編、対藤井システム編、対先手藤井システム編、相穴熊編に分かれて解説されています。 この時…

今日の新格言 46

【左桂をさばけ①】・・振り飛車党に捧げる金言 振り飛車でどの駒からさばくか迷ったら左桂を使えばたぶん正解。左桂がさばければ既に振り飛車としてさばけている、とされるほどである。 駒をいかに「さばく」かが振り飛車の極意。 その中でも特に活用の度合…

本の紹介 37

今回紹介するのは、平成14年6月10日発行の「終盤の手筋」という本です。 著者は勝浦修先生、出版社は創元社さんです。 勝浦先生は、北海道紋別市出身で故・渡辺東一名誉九段門下の棋士で、広瀬章人先生の師匠としても有名です。タイトル戦にも数度挑戦した実…

今日の新格言 45

【6六角は何度でも打て】・・振り飛車党に捧げる金言 6六角は攻めに利くのはもちろん自陣への受けによく利く位置だ。振り飛車側は手が組み立てやすくなる。 振り飛車VS急戦の将棋では、この6六角(4四角)をどちらが先に打つかが優劣の分かれ道となること…

本の紹介 36

今回紹介するのは、平成15年8月25日発行の『升田幸三物語』という本です。 著者は東公平さん、出版社は角川書店です。 東(ひがし)さんは、神戸市出身の将棋ライター・将棋史研究家で、準棋士四段を持っており日本将棋連盟の職員を経て新聞社に入社し将棋の観…

今日の新格言 44

【左美濃玉は2五までおびき出せ】・・振り飛車党に捧げる金言 左美濃2三玉(後手)型に対しては2筋を突き、玉頭から攻めるのが急所。特に終盤になったときは、2五までおびき出して寄せるのがパターンの一つだ。 2五までおびき出して必至を掛ける形は終盤…

本の紹介 35

今回紹介するのは、平成14年7月19日発行の『定跡外伝2 将棋の裏ワザ伝授します』という本です。 編集は週刊将棋、出版は毎日コミュニケーションズさんです。 プロやアマの実戦や研究から「逆転の秘技」や「実戦的新手筋」が続々と編み出されています。そこで…

今日の新格言 43

【対急戦に2六歩を突くな】・・振り飛車党に捧げる金言 戦いとなって最も手に入りやすい駒が桂。その使い道として、舟囲いの弱点を突く2六桂が寄せまでにらむ絶好打となることが多い。 急戦調の将棋で手待ちをする場合、2六歩は急所の桂打ちを消し、悪手…

今日の新格言 42

【対急戦には9八香】・・振り飛車党に捧げる金言 振り飛車の常用手段である(先手を振り飛車として進める)9八香、9七香には二つの意味がある。一つは他の手を指したくないという手待ちの意味。もう一つは2二角のニラミを外す意味だ。特に後者の意味は大き…

本の紹介 34

今回紹介するのは、平成15年5月15日発行の「将棋の子」という本です。 著者は大崎善生さん、出版社は講談社さんです。 大崎さんは、北海道札幌市出身で奥さんは女流棋士の高橋和さんです。2000年にノンフィクション「聖の青春」でデビューし、第13回新潮学芸…

今日の新格言 41

【振り飛車に9六角あり】・・振り飛車党に捧げる金言 9六角はよく出てくる手筋で応用が利く手です。居飛車に8六飛と走られた瞬間に打つと効果が倍増することが多いです。振り飛車の奥の手なのです。 ※この振り飛車の秘手を知っているのと知らないのとでは…

今日の新格言 40

【四間飛車の税金6七銀】・・振り飛車党に捧げる金言 これも前回紹介したノーマル四間飛車を指したときの格言の一つです。 例えば、居飛車側が角道を止めたら銀を6七に上がるべきです。上がる時機を逸すると形勢を損じてしまうことがあります。 B級戦法の…