≪生き物の名前がついた戦法≫
番外編 その3
今日は鳥類からの紹介です。
レグスペとは「白色レグホン・スペシャル」の略で、要はニワトリである。
名前の由来は鶏のように攻めるからとか開発した東京大学将棋部の主要メンバーに鶏に似た方(?)がいたとか諸説あるが真相は不明です。
角交換振り飛車穴熊とも呼ばれる。
四間飛車に振り、角交換をして穴熊に囲うので指し手がシンプルでわかりやすく、それでいて抜群の破壊力を持つところが人気なのである。
3図
3図は一例だが、ここから▲8六步△同步に▲同銀や▲同飛が狙い筋。
飛車先を逆襲するか、飛車交換を狙うかはケースバイケース。
堅く囲って存分に攻めるアマチュア好みと言えるが、プロの公式戦でもしばしば用いられる、実は本格的な戦法である。
自分から動きたい振り飛車党には最適だ。
『 将棋世界Special 将棋戦法事典100+ 王道 流行 珍戦法 完全網羅!(マイナビ出版)による 』
将棋戦法事典100+ (将棋世界Special)