≪ゴキゲン中飛車≫
昨日の続き。
G図
「超急戦」と呼ばれる作戦がある。
G図は5二飛に5八金右と上がったところ。
ここから激しく戦うか穏やかに駒組みをしていくかは後手に選択権がある。
5五步、2四步、同步、同飛、5六步、同步、8八角成、同銀、3三角、2一飛成、8八角成、5五桂と進むのが超急戦だ。
飛車と角が成り合い一気に終盤戦に突入する。
駒組みをすっ飛ばして、いきなり戦いが始まるので乱戦好きの方はG図から5五步がオススメである。
この乱戦が怖いあるいは相手の研究にハマりたくないなど穏やかに指したいのなら無難に6二玉と上がるのが良いだろう。
ゴキゲン中飛車は先手の作戦にもよるが美濃に囲って軽く動いていくのが基本戦略で大きな特徴である。
久保利明九段のように軽くかつ綺麗にさばいて気持ち良く居飛車を打ち破るのもゴキゲン中飛車の醍醐味である。
ゴキゲン中飛車は指すのも見るのも楽しい戦法なので皆さんも指して「ゴキゲン」になってみたらどうだろうか。
『 将棋世界Special 将棋戦法事典100+ 王道 流行 珍戦法 完全網羅!(マイナビ出版)による 』
※今日で人気戦法ランキングの紹介は終了です。明日は番外編を紹介する予定です。