【つつけ玉のコビン(相振り)】・・手将棋模様の新格言
相振り飛車ではとにかく手を付けておきたい筋がある。この一番の急所をどう速く攻めることができるか、どう未然に防ぐかが読みの基本である。
相振り飛車でよく現れる金無双(二枚金)の囲いの急所は「ウサギの耳」と呼ばれるコビン。二歩持ったらとりあえず6四歩、同歩、6五歩、同歩、6四歩と垂らしておくのが相振りの戦い方だ。6四歩からの継ぎ歩は「困ったとき」の常用手段ともいえる。勝負手にいつでもなり得る手だ。
相振り飛車で一方的に攻められることは敗北を意味する。6四歩と突くタイミングを見失わないこと。