≪古今不変の格言≫ 22
受けに回る場合、特に相手の飛車の利きを止めたい時、金の下(底)に歩を打つ形は大変堅くなると教えた格言である。
確かに金底に歩を打った形は、歩は金が利いているし、金は歩のヒモが付いていて、お互いが連係している。
しかも打った駒が歩なので、取られても差ほど戦力にならないからより堅いとも言える。
ただし、一つ気を付けたいのは、金底の歩を打った金が香で狙われる形になると、二歩のため金を守る合駒がなく、金を取られる恐れがあることだ。
『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』