≪古今不変の格言≫ 24
序盤は1歩でも損をすると、形勢を悪くしてしまうことが多い。
ましてや桂香や、それ以上の駒を損すれば、ハッキリ形勢は傾くから、ともかく駒損をしないことが大切だ。
しかし終盤の寄せ合いで一手を争う局面では、駒得をする一手より、相手玉に迫る一手のほうが大切ということはよくあること。
場合によっては、飛車ですら取る一手が惜しいこともある。
損得が大切な局面から、速度第一となる切り替えの時期がわかれば、アマでも高段者といえると思う。
『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』