【5六角も天下を制す】・・対振り飛車に役立つ玉言
自陣の2九桂にひもを付ける5六角の位置は敵陣もにらむ好打になる。留まれれば満足だし、仮に動かされても十分働く。
「角」の位置で最強は5五の天王山だ。特に5五馬となっているときの威力は絶大だ。ただ、5五の位置は追われやすい。どっしりと構えることは難しい。
もう一つ、角の威力が最大限に発揮される場所がある。それが5六(後手番なら5四)の位置だ。5五に比べるとやや見劣りするが安定感がある。どっしりと歩の上に根づいている。
5六角は相居飛車、振り飛車VS居飛車、相振り飛車を問わず全ての戦型で好手になることが多い。
角の性能を発揮するうえで優れた位置なのだ。