喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

本の紹介 44

今回紹介するのは、2016年12月26日発売の『全戦型対応!将棋・端の攻め方、受け方』という本です。
著者は安用寺孝功(あんようじたかのり)先生、出版社はマイナビ出版さんです。

帯のタイトルに「端を制するものが現代将棋を制す!」、「一手負けを一手勝ちに!」と力強く書いてあります。

本書の内容は、大きく3つに分かれており、矢倉編では中盤での仕掛けから本格的な戦いまでの端攻め、美濃囲い編では、終盤を中心とした玉を直接攻める手筋と、相振り飛車での仕掛けに威力を加える端攻め、穴熊編では、いつも悩まされている堅さを、かなり弱体化させてしまう端攻めをそれぞれ紹介しております。また、攻めの解説ばかりではなく、逆側を持つときも当然あると思うので受けの手筋も交えて、考え方とともに合わせて解説されています。

安用寺先生は、まえがきで「どうすれば強くなれますか?」の問いに、「実戦、詰将棋棋譜並べなどいろいろあるが、私は手筋を覚えてもらうのが大きいと思っている。手筋とはいわゆる小技だが、中終盤で強い人ほどたくさんの手筋を駆使し、勝ちに結び付けている。」と述べている。

端攻めには歩を使った手筋を中心に、実戦ですぐに役立つ技がいっぱい詰まっています。そういう意味で、この本は何かしらに役立つかなと思います。
興味ある方は、読んでみて下さい。

f:id:kitakata_shogi_family:20200711144027j:plain
f:id:kitakata_shogi_family:20200711144125j:plain
全戦型対応!将棋・端の攻め方、受け方 (マイナビ将棋BOOKS)