初心者に指導するやり方には、色々あります。代表的なのが、駒落ち将棋です。上手(うわて)に駒を落として頂いて指しますが、ここからは私の持論ですが、まずは上手を持つ側は、やはりちゃんとした指導の資質または駒落ち定跡をある程度、理解している方が指すべきだと思います。そして、上手を持つ側は無機になって勝とうとするのではなく、最初の内は下手(したて)に勝たせて上げて負けてやる事も大事だと思います。次に思う事は、駒落ち将棋は棋力が違うので強い方が棋力の差に応じて駒を落とす訳ですが、毎回駒落ち将棋ばかりやっていたらつまらないと思います(特に子供は)。だから、何局かに数局は平手で指してあげる方が(将棋の)興味が長続きすると私は考えております。ただし、指す前に「負けるかもしれないが平手で指してみるかい?」と優しく言ってあげてから、本人同意の上で指してあげるのがいいかなと思います。色んな意見があるかなと思いますが、こういう事を繰り返してやっていくことが長続きする要因に繋がるのではないかと思っております。あくまで私の持論ですので読み流しても結構でございます。