過去の照り返しに生きるな❗

大山十五世名人名言 ⑤

数々のタイトルを獲得した大山名人も、昭和48年についに無冠となった。
しかし、その時「まだやれる」「いったん預けたものを取り返しにいく」と決意を新たにし、自ら「五十の新人」を宣言。
翌年、見事にタイトルを奪回し復位した。

人は過去の栄光にとらわれた時、過去の人となる。
過去は過ぎ去った一里塚であり、生きている今が常に勝負なのである。
現在に生きている人間は、過去の栄光を懐かしんではいけない。

実戦に強くなる詰将棋100
著者 大山康晴
発行 日本文芸社 掲載による