大山十五世名人名言 ②
大山名人は将棋が強くなりたいという人に対して、良い道具を持つことを勧めた。
何も特別高価な駒や盤を、無理をしてまで求めろということではない。
自分が持てる範囲の高級品でよい。
良い道具であれば愛着心がわき、自然と大切に扱うようになる。
駒を仕舞う時にも、一つ一つ丁寧に磨くようになるのである。
そのすると、指した将棋の記憶がよみがえり、強い印象となって残る。
そして、将棋に対する知識が深まり、新しい視野が広がるのである。
道具を愛する気持ちが、上達への第一歩なのである。