2021-08-11 助からないと思っても助かっている! 大山十五世名人名言 ③ 大山名人が対局の時、教訓として常に心にとめていた言葉である。人間は誰もが自分の立場、形勢が不利になると諦めてしまいがちだ。 スランプに陥った時など尚更である。 しかし、「助からない」という弱気を振り払い、「助かっている」という気持ちで盤を見直したとたん、不思議と手が浮かんでくる。 あくまで勝つことにこだわれば、相手も人間、必ずどこかに助かる道はある。 「本当にもうダメか!」「これでもか!」と自分の中で戦った時、自然と道は開けてくる。 実戦に強くなる詰将棋100 著者 大山康晴 発行 日本文芸社 掲載による