≪古今不変の格言≫ 8
相手に攻め込まれて受けが難しい場合、受けるのでなく逆に攻めることによって、ピンチを脱することがある。
これは中盤でもあるし、終盤で受けなしに見える時でも、攻めて王手をしているうちに、相手の攻め駒を抜いてピンチを脱することもある。
初心のうちは相手に攻められると、どうしてもその駒の周囲しか見えなくなるが、常に盤面を広く見ると、これまで見えなかった手が見えることがある。
「着眼大局、着手小局」という、升田幸三九段の言葉がある。
『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』