≪古今不変の格言≫ 7
「焦点の步」とは、相手の駒が2つ以上利いている場所に步を打つ手筋で、駒の利きを片方だけにする、相手の駒を呼び込む、または取らせることでその地点をふさぐといった効果がある。
ただし、打った步に自分の駒の利きがあり、步を取られたら取り返せる場合、例えば2五桂の利きに▲3三步と打つ時などは、焦点の步とは呼ばない。
それだけに相手がウッカリする、好手になることが多い。
相手に渡っても、步を持たせるだけなのが、焦点の步の強みといえる。
『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』