≪生き物の名前がついた戦法≫
カニと銀がタッグを組むのがあるなら、カニと金が組むカニカニ金という戦法がある。
といっても4六と6六の銀が金になるというわけではない。
右金を中央に繰り出し、金の力で中央制圧を狙うのだ。
使い手はやはり児玉八段である。
9図
9図の後手陣が基本図である。
以下△5五步▲同步△4四金から△5五金~△6四步~△6五步といった動きが狙いだ。
プロの公式戦では22局も指されており、この戦法は名前に似合わず玄人好みの展開になるのだ。
『 将棋世界Special 将棋戦法事典100+ 王道 流行 珍戦法 完全網羅!(マイナビ出版)による 』
将棋戦法事典100+ (将棋世界Special)