≪先手中飛車≫
昨日の続き。
Ｃ図
Ｃ図以下先手は７七桂の活用や、５七角～６五步で局面を動かすことができる。
主導権を握り、玉の堅さでも上回る振り飛車の作戦勝ちだ。
後手が５筋の步を受けてきた場合はＤ図のように駒組みを進めていく。
Ｄ図
Ｄ図で後手が３二玉なら、５五步、同步、同角、同角、同飛で５筋を交換することができる。
これは飛車が軽い形で先手十分だ。
５五步と伸ばせた時は、步の交換よりも位としての価値が高いのでそのままにして駒組みを進めたいが、５六步・５四步と向かい合った形は、步を交換するのが一つの目標になる。
Ｄ図以下７七角成なら同銀、６四銀、３八銀、３二玉、５九飛、４二銀、７八金と形を整えておく。
５九飛～７八金は中飛車における好形で、次に６六銀と繰り出して中央からのさばきを狙っていく。
ゴキゲン中飛車も優秀だが、先手中飛車は１手多く指せることで更に使いやすくなっている。
実戦的にも勝ちやすく、オススメの戦法だ。
