≪角道オープン四間飛車≫
Ａ図
Ａ図が進行の一例だ。
先手は角道を止めないまま玉を囲う。
ここで８五步なら２二角成、同銀、８八飛から逆襲を狙う。
後手に飛車先を決めさせた効果だ。
また７四步なら、１六步、１四步としてから６六步で、角道を止めた通常の四間飛車に戻すこともできる。
７四步や１四步を指させた効果で、後手は穴熊を目指しにくい。
他に３三角なら同角成か、もしくは２二玉～１二香の瞬間に角交換すれば後手の形を乱すことができる。
角道オープン四間飛車は相手の駒組みを見て方針を決めていける。
角交換するか、そのまま駒組みをするか、角道を止めるかで戦法が変わる。
Ｂ図
もう一つ、初手から２六步～２五步を居飛車が決めてきた場合は、より角道オープン四間飛車を選びやすくなる。
Ｂ図のように、３三角～３二銀の形にすることができるからだ。
３三角成に同銀があるので、飛車先や角交換に対応しやすい。
後手なので手詰まりになる展開も歓迎だ。
