【7一玉型には急戦でいけ】・・対振り飛車に役立つ玉言
7二銀~7一玉のままでも美濃囲いとしてまとまり離れ駒がない。むしろ急戦対策とも見えるが、その安心感を突く逆説的格言がある。
美濃囲いで8二玉のあと7二銀と締まっていない瞬間を狙って仕掛けるとうまくいく場合が多いが、故に振り飛車側は用心して7二銀~7一玉と囲う。一見、これで急戦に耐えているようだが、やはり正調の美濃囲いに比べると弱い。
振り飛車は居飛車側の左美濃に備えて7一玉型で待つ形が増えている。
だから、居飛車が急戦で仕掛けて攻め合いになれば振り飛車は7一玉が響いてくる。
8二玉型なら成立しにくい攻めも、7一玉型なら成立することが多い。