喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

将棋の指し方 2

この前の大会で、おじさんとある子供が対局しているのを見ました。おじさんがノーマル向飛車から穴熊、子供が確か左美濃を指していたと思います。おじさんは、今から30年以上前の戦い方をやってました。角道は止め、王様は自陣の歩はどこも突かない金銀三枚のノーマル穴熊でした。その後、他の対局も見たかったのでウロウロしてから戻ってきたら居飛車の方が飛車道を突破して龍が出来てました。と金も出来てて相手の飛車を押さえ込んでました。角も捌けていて相手の急所に効いてました。駒得までして完全に優勢だったと思います。多分、本人も優勢と心では思ってたでしょう。でも、ここから負けてしまうのです。自分の自陣の急所であるコビンを角と桂のコンビネーションで上手く攻められ潰されてしまいました。では、なぜ負けたのでしょうか?おじさんの指し方は、正に実戦的な指し方で駒損駒得は関係なく、ただ王様までの距離感、スピードの問題が原因だと思います。子供は受けが弱い子が多い(どうしても相手の攻めを引き込んでしまう、または面倒みてしまう)ので受け間違ってしまう子が多い気がします。では、どう指せば勝てたのかと言うと二点あります。一つは相手の攻めを根絶やしにする(相手の攻め駒をセメル)、二つ目は駒得する手より敵陣の金銀を剥がして、いち早く敵の王様に迫る手を指す。これが主な考え方だと思います。口で言うのは簡単なんですけど、こういう指し方は教えるもんじゃなく、強い人と何回も指して実戦的感覚を身に付けるしかないと思います。でも、こう言う事を言って上げる指導者が意外と少ない(居ない)と思います。ただ指し手の善悪だけ指摘して終わりです。考え方を教えて上げて下さい。私は指導者ではありませんが相談されたら色んな人に自分なりに教えて上げたいです。指し方や考え方については、また色々と書いていきたいと思います。