2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
【と金の遅早】・・中終盤編と金の攻めは遅いように見えて早いです。 それを言ったのがこの格言です。 と金は元をただせば歩です。 それだけに相手にとっては始末の悪い駒です。 しつこさに関してはナンバーワンクラスです。 「まむしのと金」と呼ばれるゆえん…
【敵の打ちたいところへ打て】・・中終盤編将棋にはその一局を左右する急所の局面があります。 そこでポイントを挙げたほうが優勢になり、さらに勝勢へと向かいます。 急所の一手をうまくキャッチできるかどうかは時の運です。 高段者にとってもこれは難しい…
今日、届いた将棋コミックを紹介します。ネットでポイント使用期限が迫ってた分で購入しました。著者が山本崇一朗先生、監修が北尾まどか先生、発行所が講談社さんの「それでも歩(あゆむ)は寄せてくる」第2巻、第3巻です。第2巻は昨年の10月頃に発売してました…
【一段金に飛車捨てあり】・・中終盤編飛車の打ち込みに強い駒、それが金です。 持ち駒の場合は金ではじく、これは棋界用語で「しかりつける」と表現します。 盤上に金がある場合は、一段金が飛車打ちに対して有効な形になります。 一段金とは、そのものずばり…
【大駒は近づけて受けよ】・・中終盤編飛車や角の大駒は、遠くからニラミを利かせてこそパワーを発揮するものです。 反対に、相手の駒に近ければ近いほど威力は落ちます。 「大駒は近づけて受けよ」は、受けの心得です。 この格言は、遠くにいる飛車や角は犠打…
今日、ネットで注文しておいた中古本が届きました。著者が南Q太先生の「ひらけ駒!return」第1巻です。連休前に注文したものが、やっと届きました。「ひらけ駒」全8巻は集めて持っていたので欲しかったのですが、中古でもいいやと思ってネットで安くなったもの…
【下段の香に力あり】・・中終盤編香はなるべく下の段から打つことで、その利きを最大限に生かせるので良い場合が多い、ということ。 将棋講座ドットコム・将棋格言の香が関連する格言一覧より引用羽生の新格言集105(日本将棋連盟発行)による
昨日、町の将棋大会に会の仲間と二人で参加してきました。AクラスとBクラスに分かれており各十数名の参加でした。私達は教わるつもりでAクラスに参加することにしました。予選はお互い別々のリーグに分かれて戦い、私が4人グループで2勝1敗で通過し、もう一…
【美濃囲いには端攻め】・・中終盤編美濃囲いは振り飛車の代表的な囲いです。 俗に、"美濃三百年の歴史"といわれるように、長い寿命を誇る不滅の囲いです。 美濃囲いの特徴は横からの攻めに強く、飛車や角を打ち込まれても、簡単には崩れません。 居飛車にと…
【離れ駒に手あり】・・中終盤編しっかりと連絡した金銀は好形です。 構えがよければ飛車を切ったり角を捨てたり、強い戦いができます。 離れ駒は金銀などが離れた状態ですが、これは悪い形です。 戦いの最中に離れた駒を狙われて苦戦に陥ります。 実戦では…
【遊び駒を作るな】・・中終盤編遊び駒とは、文字通り遊んでいる駒のことです。 将棋は遊び駒を作っては勝てません。 全軍躍動という言葉があります。 駒が、いきいきとはたらいている状態ですが、遊び駒を作らないことも上達の秘訣です。 羽生の新格言集105…
【攻め合いはひるんだら負け】・・中終盤編双方、引くに引けない戦い、これが攻め合いです。 ひとたび攻め合いに突入したら、行き着くところまでいってしまいます。 即終盤戦になることも珍しくありません。 この格言は、攻め合いになったら弱気は禁物と教え…
【金銀で押さえ込め】・・中終盤編玉の守りは金銀三枚といわれます。 金銀で守られた玉は美しく、また強いものです。 金矢倉や美濃囲いがその好例です。 囲いとは別に、将棋には「いい形」と呼ばれるものがあります。 それは金駒の連絡形です。 金銀が互いに連…
【穴熊にはと金攻め】・・中終盤編堅い囲いの代表、それが穴熊です。 隅に潜った玉は深くて遠く、おまけに金銀でガッチリ守られています。 穴熊の堅さに手こずった人も多いでしょう。 穴熊を攻略するには、と金の活用が最も有効です。 と金は元をただせば歩…
【銀は攻撃の先兵】・・中終盤編銀は攻撃に欠かせません。 斜め後ろに利く自在な足は金にはないものです。 そのダッシュ力は、棒銀などでおなじみですね。 そこで「銀は攻撃の先兵」は、銀を繰り出すことによって他の駒を生かします。 これは、そういった手段…
【遠見の角に好手あり】・・中終盤編将棋の場合、遠くから威力を発揮するのは飛車と角です。 それだけ長打力に優れているということです。 遠見の角は遠くから打って敵陣をにらむ角です。 いっぺんに相手をつぶすというわけではありませんが、徐々にその力を…
【困ったときの桂頼み】・・中終盤編桂は将棋の駒のなかでも特殊な性能を持っています。 リアリズムの金銀に比べると、シュールな駒です。 大駒を使う手がない、駒を取る手がない、わかりやすい手がないとき、桂の特異性が役に立ちます。 *困ったときの一手…
【焦点の歩に好手あり】・・中終盤編相手の駒がたくさん利いているところへポンと打つのが焦点の歩です。 この手筋は形を乱すために使われます。 焦点の歩は好手になることが多いものです。 一歩の犠牲で形勢を有利に導くことができるのですから、こたえられ…
仕事や家のこと等いろんなことがあるとどうしても毎日かかさず将棋の勉強をやることは大変です。私は1日30分でいいので日課として続けるよう努力しております。前にも「将棋の勉強」として書き込みましたが自分自身で3箇条を掲げています。一つ目は詰め将棋等…
【守備駒は連絡せよ】・・中終盤編自陣を守るのは金や銀の金駒で、これらの駒は連絡を取り合ってこそ威力を発揮するものです。 1+1は2ですが、それが3にも4にも力を倍加するのが金銀の連絡形です。 バラバラでは1の力どころか、マイナスになることさ…
【壁駒を作れ】・・中終盤編壁駒は進路をふさぐ悪形です。 壁銀、壁金がその見本です。 総攻撃に移る前に歩を打ち捨てて壁駒を作ります。 これは攻める側の常套(とう)手段です。 きわめて有力な手筋です。 この格言は、そうすることによって後の攻めがスムー…
【合わせ歩に好手あり】・・中終盤編相手の歩に持ち駒の歩を打って合わせるのが合わせ歩です。 この手筋は飛車を移動する際によく用いられます。 縦の筋から横の筋へ行きたいとき、合わせ歩を使えば一手でワープできます。 すぐれた歩の活用法です。 合わせ…
【不利なときは戦線拡大】・・中終盤編これは、少し苦しめの局面での心構えと、その指し方です。 部分的に悪い局面があるとします。 こういうときは、そこにこだわりすぎると余計に苦しくなります。 不利な将棋は戦いの輪を全局に広げます。 そうすれば部分…
【ツギ歩には早逃げ】・・中終盤編ツギ歩は飛車先の歩を突き捨てて歩を合わせる手筋です。 その先には玉や角がいます。 居飛車の戦いでは、こういう形が頻繁に現れます。 ストレートに攻略を目指すツギ歩攻めですので、受け方を誤ると、と金を作られたり飛車…
【桂馬の高跳び歩のえじき】・・中終盤編桂という駒は、一度跳んだら後戻りができません。 そこで、この格言が生まれました。 初心者の頃、跳ねた桂を歩で取られたという経験を持つ人は多いでしょう。 歩は桂の天敵です。 桂を五段目に活用するときには、歩…
【自然な指し手に悪手なし】・・中終盤編駒がいい形に進む、無理な感じがしない、これが自然な手です。 形勢が有利なときは、スムーズに駒が流れていくものです。 この格言は、この状態をいったものです。 逆に形勢が不利なときは、駒の動きがぎこちなくなり…
【二枚換えなら歩ともせよ】・・中終盤編有名なこの格言は、例えば角と銀桂の交換なら二枚取ったほうが有利ということを教えています。 ホームランバッターを放出するかわりに、攻守走三拍子そろった選手を取るみたいな感じです。 大駒一枚と小駒二枚のトレ…
【突き違いの歩に好手あり】・・中終盤編相手が銀で歩を交換しにきたとき、隣の筋の歩を突きます。 これが突き違いの歩です。 この手には、素直に銀を進出させないという効果があります。 相手の思惑を外す、一種のかわしの手筋です。 歩を突かれたら、突き…
【矢倉の桂損序盤の常識】・・中終盤編駒損をすれば苦戦します。 これは将棋の常識ですが、時には例外もあります。 それは、攻めが続くときです。 矢倉戦では桂を戦線に参加させるケースが少なくありません。 その結果、取られてしまうことも多々あります。 …
【棒銀はとにかくさばけ】・・中終盤編棒銀は飛車先にグイグイ銀を繰り出す戦法です。 狙いは相手の角頭を攻める、銀を交換する、端を攻めるの3パターンです。 単純明快な戦法ですがシンプルイズベストという言葉があるように、決して侮れないのがこの棒銀…