【キリマンジャロ】・・指し手シリーズ
豊川七段の代表的なオヤジギャグ。特に大駒を切る時に使います。
切るとは大駒(飛車・角行)を小駒(金・銀・桂・香・歩)と交換することです。
キリマンジャロはアフリカ大陸最高峰の山の名前。
用例『ここで角をキリマンジャロしますか。それで寄ってるかな?』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫
【クラウチングスタート】・・形勢シリーズ
対局中の姿勢が床に手をついて前傾になっていること。
クラウチングスタートは陸上競技の400メートル以下の短距離競争種目で行われるスタート姿勢で両手の指を地面につけるのが特徴。
用例『藤井聡太二冠がだんだん集中して前のめりになってきましたよ。クラウチングスタートですね』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫
※今日で形勢シリーズは終わります。明日からは最後のシリーズ、指し手シリーズを紹介します。
【お頭】・・形勢シリーズ
お頭(かしら)、つまり頭領、とうりょう、投了のこと。一番偉いお頭は大統領。
用例『これはもう詰んでますね。あと何手か指したら先手がお頭かな』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫
【阿寒湖】・・形勢シリーズ
だめな局面であること。
阿寒湖は北海道にある湖で「あかんこ」と読みます。
「もうあかん」という嘆き節が出るような局面で使います。
用例『後手には有効な受けの手がありません。これはもう阿寒湖です』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫
【詰めろの従兄弟】・・形勢シリーズ
詰めろのような手。詰めろだと思うけどまだ定かではない手であることを表現する時に使います。
詰めろとは放置すれば玉が詰まされてしまう状態のことです。
用例『んー、この桂打ちはなんだろう、詰めろの従兄弟かな?』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫
今回紹介するのは、2013年4月30日初版発行の『角交換四間飛車 徹底ガイド』という本です。
著者は門倉啓太(かどくらけいた)先生、出版社はマイナビさんです。
本書は先手番として後手の8五歩型、8四歩型、8三歩型について解説されてます。また、後手番として3五の位を取る指し方と、銀冠に囲ってからの地下鉄飛車作戦について解説されております。
この本の続編として「角交換四間飛車 最新ガイド」という本も出てます。
門倉先生の本は、これからこの戦法を覚えるには分かりやすい物になっております。それと、同じ戦法の棋書で藤井猛先生が書いていらっしゃる「角交換四間飛車を指しこなす本」を読めば、この戦法に詳しくなり、面白い戦いが出来ると思います。
私は基本居飛車党ですが、強豪との相居飛車戦に嫌気が差した時は、対居飛車に対してこの「角交換四間飛車」を採用して面白い展開を繰り広げることが出来ます。
同じようなことで悩んでいる方は、一度使ってみるのも面白いかもしれません!
【プロミス】・・形勢シリーズ
プロミスは消費者金融業者SMBCコンシューマーファイナンスの旧社名でありサービスブランド名。
将棋の対局においては、プロ棋士でも時にはミスをしてしまいます。それを指摘する時に角が立たないのがこのオヤジギャグの効能。
用例『あれ?これは失敗でしたか?プロミスしちゃいましたかね』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫
【ヘンゼルとグレーテル】・・形勢シリーズ
うまくいない時、変調の時に使います。単に「変ですね」と言ってしまうとファンの方もショックを受けるため、こういうオヤジギャグで表現を柔らかくするのが豊川流。
ヘンゼルとグレーテルはグリム童話に収録されている作品。魔女やお菓子の家が登場することでも有名。
用例『ここで攻めずに手を戻したのはちょっとヘンゼルとグレーテルですかね』
≪豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集(主婦の友社)による≫