≪目からウロコの新格言≫ 3
同じ駒でも玉の位置によって、価値が半分とまでは言わないが、七掛(ななが)け(70%)位しかないことは、大切な認識だ。
簡単に言えば、玉から離れた攻めの銀や桂は、玉を守る同じ駒の七掛けと思ってよい。
ゆえに攻めの銀と守備の銀を交換すれば、攻めているほうが優勢になるのだ。
角換わり棒銀がそのいい例だろう。
「桂の高跳び步のえじき」という格言が昔からあるが、簡単に桂が跳ぶとすぐ死ぬよという教えだが、AI時代になると、攻めの桂なら何か代償があれば死んでもいい、という考え方に変わってきた。
『目からウロコ!今どき将棋格言(創元社)による』