≪生き物の名前がついた戦法≫
11図
11図が基本図。
ほとんど步を突かない平べったい構えで、玉の隣の銀と、地に足を付けた金が、まるでアヒルの脚のようなのでこの名前がついた。
自陣には大駒を打ち込むスキが全くないのが特徴で、かなりの堅さだ。
角頭が弱点のようだが、△9五步▲同步△同香には▲3一角成~▲9五香の2枚換えだし、局面によっては角香交換に甘んじて、端を逆襲する手が成立する場合もある。
ただし、▲8六步△同步▲同飛など自分からの攻め筋は限られているので切れ筋には注意が必要である。
『 将棋世界Special 将棋戦法事典100+ 王道 流行 珍戦法 完全網羅!(マイナビ出版)による 』
将棋戦法事典100+ (将棋世界Special)
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