≪石田流三間飛車≫
石田流は飛車角銀桂が敵陣に効率良く攻め込んで行ける駒組みで振り飛車の理想形と呼ばれる陣形である。
Ａ図
Ａ図がその石田流だ。
角と桂それぞれの弱点である頭を飛車がカバーしている。
８六步や７四步と步をぶつけて戦いを起こしていけるところが最大の魅力である。
見た目も非常に美しいし、何より陣形のバランスが良い。
Ａ図は後手が銀冠に組み替えようとしているところだが玉の脇が開いて４一の金が離れ駒になった今が仕掛けのチャンスである。
いきなり７四步と突いていき同飛には同飛、同步、８二飛と先着して先手優勢。
後手が同飛でなく同步なら６五銀と進軍する。
６四銀には７四飛、同飛、同銀で次の６三銀成が厳しく、３二金も７四銀、６四銀、８五銀でこれも先手良しになる。
攻め駒がどれも目一杯に働いていけるのである。
明日に続く。
