≪立石流四間飛車≫
前回の続き。
Ｃ図
Ｃ図で８六同飛、同步の飛車交換は振り飛車良し。
先手からは８二飛が確実な攻めになるのに対し、後手の６九飛は大した攻めにならない。
後手は飛車交換を拒否するくらいだが、悠々と７六飛で石田流の好形にできる。
以下先手は８八の銀を中央に使ってから７七桂と活用する。
Ｄ図
Ｄ図は駒組みが進んだ局面。
先手は平べったい陣形でスキが少ないが、後手は角の打ち込みなど気を使う点が多い。
Ｄ図からの一例は７四步、同步、６六角、８二飛、７四飛、７三步、８四飛、同飛、同角で飛車交換に持ち込む。
８二飛と自陣飛車で頑張ってきても５七角と引けば、６一飛の打ち込みが残って先手良しだ。
振り飛車には角交換の常識を覆した立石流。
アマチュア発というところもロマンあふれる戦法だ。
