喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

本の紹介 34

今回紹介するのは、平成15年5月15日発行の「将棋の子」という本です。
著者は大崎善生さん、出版社は講談社さんです。
大崎さんは、北海道札幌市出身で奥さんは女流棋士高橋和さんです。2000年にノンフィクション「聖の青春」でデビューし、第13回新潮学芸賞を受賞、2001年にこの作品で第23回講談社ノンフィクション賞を受賞しました。その他、吉川英治文学新人賞なども受賞した方であります。
本書は、棋士を夢見ながら志半ばで去っていった奨励会退会者たちの物語です。
大崎さんは、この本を書き終えるころ長年勤めていた日本将棋連盟を退職し、作家という全く異なる世界へと転身するのである。
『大崎さんはプロになれなく去っていった奨励会員たちに奨励会が競争と厳しさを教えるだけのところではなく、勇気や優しさを教えてくれる場所であることを伝えたかったのであろう。』

f:id:kitakata_shogi_family:20200613153526j:plain
f:id:kitakata_shogi_family:20200613153555j:plain