喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

本の紹介 49

今回紹介するのは、2010年4月25日発行の『寄せの手筋200』という本です。
著者は金子タカシさん、出版社は浅川書房さんです。

金子さんは東京大学卒で、読売アマ日本一戦・アマ竜王戦で優勝、朝日アマ名人戦で準優勝とアマ棋界で活躍しました。また、理数系の研究者として鍛え上げた抜群の整理能力には定評があり、長く将棋ファンの必読書になるような棋書を何冊も世に送り出しています。

実戦の終盤では、長手数の詰みを狙うのではなく、玉の包囲網をせばめて最後は簡単な詰みがどうやっても受からない形にもっていくのが効果的である。こうした玉の包囲網をせばめるテクニックを学ぶには「必死問題」が最適である。また、終盤力アップに必要なのは数多くの寄せ手筋を身につけることが大事である。

※序盤の定跡や戦法が著しく進歩しているのに対し、寄せの基本手筋は古びることがない。本書を読んで習得した寄せのテクニックをぜひ実戦で応用し、皆さんの棋力向上・勝率アップにつながることは間違いない。

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寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)