喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

うますぎる手に注意せよ❗

≪古今不変の格言≫ 17相手が自分より明らかに弱い、もしくは格下の場合は、本当の悪手を指してきて楽に勝つことはあるかと思う。しかし相手が同格、または格上の場合は、うますぎる手があるな、相手はウッカリしたな、とは考えないほうがよいという教えである…

玉は包むように寄せよ❗

≪古今不変の格言≫ 16鎖が切れた犬を追いかけるのに、全員が同じ方向から追いかけてはとらえられない。何人かは先回りして、逃げる方向から待つのが正しい追い方だ。玉を寄せる場合も同じで、片側から追うだけでなく、逃げる方向からも迫り、包むように寄せる…

「そらさん」将棋講座

「そらさん」とは、以前紹介した将棋ユーチューバーの「そらさん」のことです。私は、将棋ユーチューバーの中で一番好きでお勧めな方です。お話し方にトゲがなく親切丁寧で動画の中では声だけでお顔は出ないですけど毎日楽しく見させて頂いております。その…

二枚飛車鬼より怖し❗

≪古今不変の格言≫ 15敵陣を攻めるのに、二枚飛車を並べて打つ。または一段目と二段目の段違いに打つ攻めは、もっとも強力な寄せの形である。ゆえにこのような格言が生まれた。二枚飛車が有効なのは、攻めが強力なゆえに、相手がその攻めを受けるのに、ムダな…

桂は控えて打て❗️

≪古今不変の格言≫ 14桂を持ち駒に持った場合、価値の高い駒に両取りで打つのは有効な使いかただ。しかし単に駒取りで打つ手は、効果が薄いことが多い。それよりも桂は控えて打ち、次に跳びますよ、次にうまい手がありますよ、という使いかたをしたほうがいい…

金はナナメに誘え❗️

≪古今不変の格言≫ 13金という駒は当然だが、ナナメに進むと一手では元の位置に戻れない。故に金をナナメに誘えば、相手の守備力は弱くなる。また金の退路がない場合には最悪、金が步で取られてしまうこともある。この格言の反対が、「金は引く手に好手あり」…

玉の腹から銀を打て❗️

≪古今不変の格言≫ 12終盤においてはムダな王手をせず、玉の腹からピタッと銀を打つ手が玉を逃さない好手となることが多い、という教えである。この格言は「王手の八割は悪手」という新格言とも連動した、寄せの基本となっている。特に玉の腹の銀がいいのは、…

飛車の横利き受けに強し❗️

≪古今不変の格言≫ 11受けに強いのは金、というのが定番だが、実は飛車の横利きは金以上に強く、場合によっては飛車の受け1枚で、攻めを完璧に封じているケースがある。また部分的にも、金では受からず、飛車の横利きだけしか受からないという形もある。飛車…

両取り逃げるべからず❗

≪古今不変の格言≫ 10「両取り逃げるべからず」は、どちらか必ず取られてしまうから、逃げる一手には価値がなく、その一手を、有効な手に使うほうがいいという教えだ。しかしこの格言には、条件がある。それは取られる駒の価値がほぼ同じということで、価値が…

将棋のマンガ 36

今回紹介するのは、2021年6月17日発売の『龍と苺』の第4巻です。著者は柳本光晴さん、出版社は小学館さんで週刊少年サンデー掲載作品です。14歳の少女が将棋の猛者達をなぎ倒す「闘う将棋マンガ」です! 以下はAmazonの内容紹介を記載しておきます。 「竜王…

下段の香に力あり❗️

≪古今不変の格言≫ 9香は前にどこまでも進める駒である。ゆえに盤の二段目にいると、步と同じく1つしか利きがないが、いちばん下段の九段目にいる香は前方の8マスに利いている。したがって、香は下段にいるほど力があり、また威力があることになる。なお持…

攻めるは守るなり❗️

≪古今不変の格言≫ 8相手に攻め込まれて受けが難しい場合、受けるのでなく逆に攻めることによって、ピンチを脱することがある。これは中盤でもあるし、終盤で受けなしに見える時でも、攻めて王手をしているうちに、相手の攻め駒を抜いてピンチを脱することも…

焦点の步に好手あり❗️

≪古今不変の格言≫ 7「焦点の步」とは、相手の駒が2つ以上利いている場所に步を打つ手筋で、駒の利きを片方だけにする、相手の駒を呼び込む、または取らせることでその地点をふさぐといった効果がある。ただし、打った步に自分の駒の利きがあり、步を取られ…

両王手受けにくし❗️

≪古今不変の格言≫ 6両王手というのは、一度に2つの駒で王手をかけることで、合駒や受けが利かず、そのまま詰みとなることが多い。また詰めろであっても、次の王手が両王手になる場合は、受けなしとなるケースは多い。この両王手で勝つのは実に爽快だから、…

と金の遅早(おそは)や❗️

≪古今不変の格言≫ 5この格言は古来からあり、たとえ遠くのと金でも、活用していけば実は早い攻めになりますよという教えである。と金は金や成銀と動きは同じだが、違うのは、相手に渡した時に金は金だが、と金は步にしかならないこと。金で金を取ってもお互…

角筋受けにくし❗️

≪古今不変の格言≫ 4角の格言は多くあり、「遠見(とおみ)の角に好手あり」などといわれるが、角を遠くに打てば何でも優勢になるわけではない。しかし、飛車先は止められやすいが、さえぎる駒のない角に玉がニラまれたら、そのまま寄ってしまうことも少なくな…

一段金に飛車捨てあり❗️

≪古今不変の格言≫ 3一段金とは、自陣の4九または3九あたりに金がいるカタチのことで、飛車を渡しても打ち込まれるスキがない、または打ち込みに抵抗力がある場合は、飛車を捨てて攻める手も成立しますよ、という教えである。飛車という駒は、駒自身の性能…

金なし将棋に受け手なし❗️

≪古今不変の格言≫ 2この格言は、永久に変わることのない終盤の鉄則だ。行き止まり(一段目)に玉を追い込んだ時など、特に感じるかと思う。もっとも受けなしといっても、即座に必至になってしまう場合と、金がないためにどんなに受けても最後に受けがなくなる…

桂頭の玉、寄せにくし❗️

≪古今不変の格言≫ 1この格言は、終盤戦においては、相手の桂の頭にいる玉は寄せにくい、相手の桂頭に逃げれば安全だという教えである。相手は桂がジャマで、玉頭から王手することができないからだ。もっともこれは、終盤で一手を争うような場面で使われる格…

角道を止めた振り飛車には角交換❗️

≪今流に修正した格言≫ 12昔から「振り飛車には角交換」という格言は長くあった。振り飛車というのは角道を止めた振り飛車がほとんどだったから、角交換をすれば居飛車側から飛車先が突破できるからだ。しかし今日、 プロ棋士が指す振り飛車はほとんどが角交…

矢倉囲いは、棒銀に備えて端步を突くな❗

≪今流に修正した格言≫ 11「矢倉囲いに端步は突くな」という格言は昔からあったが、これではいかなる場合も端步を突いてはいけない、と覚える人が多いのではないかと思う。正確には、端を棒銀で攻められる場合には端步を突くなということで、端攻めのない矢倉…

馬ができるなら飛角交換も成立❗️

≪今流に修正した格言≫ 10従来からの格言に「序盤は飛車より角」というものがある。しかしこの格言では、常に早い段階で飛車を角と交換したほうがよいととれるが、実際はそんなことはない。やはり飛車のほうが角より価値が高いことが多いからだ。ゆえに正しい…

持ち步2枚でも端攻めを狙え❗️

≪今流に修正した格言≫ 9昔から「3步持ったら端に手あり」と言われる。步をたくさん持てば端攻めが成立するという教えである。しかし実際には、持ち步が2枚でも端攻めが成立することは多い。この格言は、持ち步が少なくても、工夫すれば端攻めは成立します…

角換わり将棋に5筋を突くな、も玉形しだい❗️

≪今流に修正した格言≫ 8居飛車の角換わり将棋では、5筋の步を突くと角打ちの筋を狙われるので、「角換わり将棋に5筋を突くな」という格言が昔からある。ゆえに角交換の将棋では、腰掛け銀が自然に多くなるのだ。しかしこの格言も、「玉形」によっては5筋…

中合いは步のマジック❗️

≪今流に修正した格言≫ 7中合(ちゅうあ)いとは、飛角香の飛び道具で攻められた時に、何も駒の利きのない地点に駒を捨てて受けること。詰みを逃れる時などは、大きい駒での中合いもまれにはある。だが大抵は步の仕事であり、中合いの効果は詰みを逃れるほかに…

双方の玉間の山頂は天王山❗️

≪今流に修正した格言≫ 6昔から「5五の位は天王山(てんのうざん)」という格言がある。盤の中央である5五の位を取るのが、作戦勝ちにつながるという意味だが、現在は死語となった格言だ。現代将棋はスピード重視となったし、低くても穴熊のような玉の堅さが…

5三のと金に負けはなし、も時による❗️

≪今流に修正した格言≫ 5「5三のと金に負けなし」は、盤面の中央である5三(後手なら5七)の地点にと金を作る形ができれば、まず負けることはないという格言だ。通常はその通りであるが、現在は穴熊の全盛時代。相手が穴熊の場合は、例え急所の5三にと金が…

王手の八割は悪手❗️

≪今流に修正した格言≫ 4昔から「王手は追う手」と、ムダな王手を揶揄(やゆ)した格言はあるが、今流では分かりやすい格言に例えられる。下手な将棋を指す人は、むやみに王手をかけ逃がしてしまう王手が目につく。多くの王手は悪手ということを自覚していれば…

守りは金銀3枚も、時には4枚で❗️

≪今流に修正した格言≫ 3全部の駒をどの配分で使うかに関し、「攻めは飛角銀桂、守りは金銀3枚」という格言がある。特に本格的な矢倉戦では、この格言は鉄則のようなもので、攻め駒が多すぎると囲いが弱くなるし、囲いに駒を足し過ぎると攻撃力が弱くて攻め切…

敵の逃げたい場所へ打て❗️

≪今流に修正した格言≫ 2よく聞く格言に「敵の打ちたいところへ打て」というのがある。もっとも相手がどこへ打ちたいかが分かれば、かなりの上級者である。この格言は少し違って、終盤で敵玉をとらえる場面では、相手が逃げたい場所に捨て駒をして、逃げ道を…