喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

人気戦法ランキング 第2位 PART5

≪居飛車穴熊≫昨日の続き。F図 10年くらい前まではゴキゲン中飛車に対して穴熊は損な作戦として見られていた。 5筋の位が大きく右銀が使いにくく、6四銀~7二飛と7筋から動かれた時に、うまい対策がなかったからだ。 ところが豊島将之竜王が画期的なアイ…

人気戦法ランキング 第2位 PART4

≪居飛車穴熊≫昨日の続き。E図 E図は右銀を7九に引き付けた四枚穴熊で松尾歩八段が指し始めたことから「松尾流穴熊」と呼ばれている。 後手はノーマル三間飛車から石田流に組み替え駒組みを進めているが、ここでうまい打開がある。 5七金と守りの金を攻め…

人気戦法ランキング 第2位 PART3

≪居飛車穴熊≫昨日の続き。D図 D図は四間飛車に対し6七金型に組んだ形で、ここから4六步、同步、同銀、4五步に2四步!が好タイミングの突き捨てになる。 後手4六步は2三步成で2筋が突破できるので2四同步だが5五銀が5筋交換を逆用するぶつけで5…

人気戦法ランキング 第2位 PART2

≪居飛車穴熊≫昨日の続き。B図 B図は4六銀と右銀を攻めに使った進行例。 3五步に7二金は3四步、同銀、3八飛、また3五步に4五步は3三角成、同桂、3四步、同銀、3八飛でいずれも先手良しになる。 戦いになってしまえば先手陣の穴熊はまるで超合金の…

人気戦法ランキング 第2位 PART1

≪居飛車穴熊≫第2位は堅さを生かして攻めて攻めて攻めまくる振り飛車に対する最強戦法「居飛車穴熊」だ。 昭和50年位までは振り飛車に対しては急戦がほとんどであったが当時の田中寅彦四段(現九段)が居飛車穴熊を連採し堅さと遠さを生かして勝ちまくり、その…

人気戦法ランキング 第3位 PART6

≪藤井システム≫昨日の続き。F図 F図は玉が4八のままで攻撃態勢を築いたところだ。 後手が穴熊を目指した1二香は危険な一手。 以下一例として、2五桂、2四角、4五步、4三金、6四步、同步、4四步、同金、4五步、5五金、5六步と強く戦って先手優勢…

人気戦法ランキング 第3位 PART5

≪藤井システム≫昨日の続き。後手は「7四步には4八玉」のセットを利用し玉を上がらせてから穴熊に組にいけば戦いになった時に先手も反動がきつく激しい攻めはしにくいだろうと居飛穴に組みにいった局面がE図だ。E図 先手は7筋に飛車をひとつ寄っていると…

人気戦法ランキング 第3位 PART4

≪藤井システム≫昨日の続き。D図 D図は後手が7四步と急戦を狙ってきたところ。 もちろん急戦に対してもバッチリ対策がある。 D図からは4八玉、6四銀、3九玉、7五步、7八飛とすれば玉を安全地帯の3九まで移動させ戦いに望むことができる。 「7四步…

人気戦法ランキング 第3位 PART3

≪藤井システム≫昨日の続き。C図 居飛車側から逆に4五步と突き角交換を狙う指し方も考えられる。 C図は6五步と角筋を通した手に「ではこちらから」と4五步と突き出してきたところ。 ここで先手は步がぶつかったことに構わず6六銀と角交換を拒否するのが…

人気戦法ランキング 第3位 PART2

≪藤井システム≫昨日の続き。B図 B図は後手が1一玉と潜った局面だ。 先手は角筋が通り1筋の位を取って桂も跳ねていて攻撃準備万端だ。 以下4五步、同步、3三角成、同桂、3五步、同步、1四步、同步、同香、同香、3四步と無理やり步を入手すれば攻めが…

将棋YouTuberについて その3

将棋YouTuber「そらさん」が私の一押しである!「そらさん」は、ほぼ毎日動画をアップしているので毎日楽しく観ることができるので新鮮である。戦法も右四間と角交換型の将棋がほとんどで単純で見易いです。そして一番いいのが「そらさん」の語り方で、丁寧…

人気戦法ランキング 第3位 PART1

≪藤井システム≫第3位には居飛車穴熊に対する特効薬「藤井システム」がランクイン。 今ではゴキゲン中飛車、そしてこの藤井システムの台頭により「振り飛車は受け身の戦法」というイメージは完全に払拭された。 「藤井システム」は美濃囲いは作るが玉は5九…

人気戦法ランキング 第4位 PART3

≪石田流三間飛車≫昨日の続き。C図 C図は6六角型石田流である。 以下8六步(意表の突き出し!)、同步、7四步、同飛、8六飛、8四步、7五步で先手必勝になる。 このように6六角型は7四步が飛車取りになるところがミソだ。D図 D図からは堅陣相手に堂々…

人気戦法ランキング 第4位 PART2

≪石田流三間飛車≫昨日の続き。B図 B図からは6五桂と桂をポンと跳ね出すのがうまい攻め。 以下6四步、7三桂成、同桂、7四步と突き出せば桂は取り返せるし次に7三步成と、と金を作りつつ攻めていける。 さらに6四角の飛び出しまで生じるので先手絶好調…

将棋のマンガ 35

今回紹介するのは、2021年4月16日発売の『それでも歩(あゆむ)は寄せてくる』の第7巻です。著者は山本崇一朗さん、監修協力は北尾まどかさん、出版社は講談社さんで週刊少年マガジン掲載作品です。TVアニメ化も決定して企画もどんどん進んでいるようです。山…

将棋の本 80

今回紹介するのは2020年3月10日発売の『目からウロコ!今どき将棋格言』という本です。著者は青野照市九段、出版社は創元社さんです。現在ブログで紹介している人気戦法ランキングが終わったら、この「今どき将棋格言」を紹介する予定です。手筋を覚える知恵…

人気戦法ランキング 第4位 PART1

≪石田流三間飛車≫石田流は飛車角銀桂が敵陣に効率良く攻め込んで行ける駒組みで振り飛車の理想形と呼ばれる陣形である。A図 A図がその石田流だ。 角と桂それぞれの弱点である頭を飛車がカバーしている。 8六步や7四步と步をぶつけて戦いを起こしていける…

人気戦法ランキング 第5位 PART4

≪ベーシック角換わり≫昨日の続き。最後に早繰り銀を紹介する。D図 D図は相早繰り銀の局面。 以下一例は3五步、同步、同銀、3四步、2四步、同步、同銀、同銀、同飛と銀交換できれば先手十分。 そこで後手は3四步ではなく8六步と反撃してくるが以下、同…

人気戦法ランキング 第5位 PART3

≪ベーシック角換わり≫昨日の続き。次に角換わり棒銀を紹介する。C図 C図がその角換わり棒銀の序盤戦。 6八玉など駒組みを進めるのももちろん有力。 だが仕掛けられる時は元気良く攻めていきたい。 そこでお互い居玉だが1五步とさっそく戦いを開始する。 …

人気戦法ランキング 第5位 PART2

≪ベーシック角換わり≫昨日の続き。B図 同形は後手が苦しそう、ということで考え出されたのがB図のような待機策である。 6筋の位を取り先手からの仕掛けを封じてあわよくば千日手に持ち込もうという作戦だ。 B図から6九飛、6二飛に5九飛!が1手遅らせ…

人気戦法ランキング 第5位 PART1

≪ベーシック角換わり≫ひと口に角換わりといっても、その中には腰掛け銀、棒銀、早繰り銀と大きく分けて3つの分類がある。A図 A図の同形が昭和後期から平成に数多く指され結論が何度も入れ替わるほど研究がされていった。 今では富岡英作八段の研究による…

人気戦法ランキング 第6位 PART4

≪新型雁木≫昨日の続き。D図 雁木の大流行により以前ではほとんど現れなかった「相雁木」も頻繁に見られるようになった。 D図はその相雁木の一例だ。 D図からは3五步と仕掛け同步、同銀に8六步と後手も反撃に出て、いい勝負である。 雁木は相手の対策も…

人気戦法ランキング 第6位 PART3

≪新型雁木≫昨日の続き。C図 雁木に対し急戦を仕掛けていく指し方も考えられる。 C図は後手が棒銀を繰り出してきて仕掛けてきたところだ。 後手の急戦が成功したかに見えるが4六角が用意の反撃だ。 後手は9二飛とかわすしかないが5七銀と上がっておけば…

人気戦法ランキング 第6位 PART2

≪新型雁木≫昨日の続き。B図 角交換をされた場合の一例がB図である。 先手の右銀が4七なので3五步の桂頭攻めや3八角の打ち込み等すべてカバーしている。 ここから4五步、同步、3五步と仕掛けていく。 3五同步なら7一角から馬を作り先手が指しやすく…

人気戦法ランキング 第6位 PART1

≪新型雁木≫A図 A図は新型雁木対矢倉の序盤の一例である。 現代の雁木は角を6八に引いて使う。 右銀が4七のためバランスが良く角交換に強いところがポイントである。 従来は8五步と突かれた時3一角から角交換をされないように7七角と受けることはでき…

人気戦法ランキング 第7位 PART4

≪ノーマル四間飛車≫昨日の続き。D図 D図は5三銀左型急戦である。 ここで5六銀が積極策だ。 以下7三桂と、あくまで角筋を通したまま戦いを目指す手には4五銀の「玉頭銀」を指す。 その名の通り玉頭めがけて銀をどんどん進出させる。 以下6五步、3四銀…

人気戦法ランキング 第7位 PART3

≪ノーマル四間飛車≫昨日の続き。C図 玉を固める作戦は居飛車穴熊だけではない。 それがC図。 左美濃から金銀4枚の堅陣に組んでくる作戦も昭和の終わりから平成の初期に流行った四間飛車対策だ。 四間飛車のポイントは玉を2八に囲わず3九で止めておくと…

人気戦法ランキング 第7位 PART2

≪ノーマル四間飛車≫昨日の続き。B図 B図は後手が一目散に居飛車穴熊へ囲おうと穴に潜ったところ。 ここは動ける時には積極的にいきたいところだ。 元気良く6五步と突き出していく。 後手は5筋を突いていないので6筋交換を受けることができない。 8四步…

人気戦法ランキング 第7位 PART1

≪ノーマル四間飛車≫角道を止め玉は美濃に囲う、いたってシンプルなノーマル四間飛車が見直されているのだ。 飛車を6筋(後手なら4筋)に振り玉を2八に持っていき銀をひとつ上がるだけ。 駒組みは非常に簡単かつ囲いも堅く初心者が覚えるのに打ってつけの戦…

人気戦法ランキング 第8位 PART2

≪相掛かり≫昨日の続き。C図 C図の先手陣が中原囲いだ。 特徴としては8七に步を受けず9六步~7七桂として強く戦う。 持ち歩が2枚あるので攻めのバリエーションが広がる。 C図では9五步が機敏な攻め。 以下同步、9二步、同飛、8六飛、8二步、9三步…