喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

人気戦法ランキング 第29位

≪右四間飛車(対矢倉)≫A図 右四間飛車はファンの人気が高い戦法だ。 対振り飛車だけではなく、対矢倉や雁木においても有力である。 飛車、角、銀、桂で4筋を集中砲火する、シンプルながら高い攻撃力を秘めているのが人気の理由だろう。 A図では2五桂と…

人気戦法ランキング 第30位

≪阪田流向かい飛車≫A図 7六步、3四步、2六步、3二金の1手損角換わりの出だしから、2五步に3三角と上がるのが阪田流。 以下3三同角成、同金、6八玉に2二飛(A図)と回る。 向かい飛車の一種なので、やはり後手は2四步の逆襲が狙いとなる。 ただし…

人気戦法ランキング 第31位

≪三間飛車藤井システム≫A図 藤井システムと言えば四間飛車だが、近年は三間飛車にも応用されるようになった。 A図がその局面。 飛車の位置以外は藤井システムと同様だ。 藤井システムに対してはいわゆる右銀急戦で角頭を攻めるのが有力な作戦だったが、三…

人気戦法ランキング 第32位

≪一手損角換わり≫A図 7六步、3四步、2六步、3二金、2五步、8八角成! 後手の上に1手損。 一昔前なら「やっちゃいけない」と注意されてしまいそうな禁断の戦法だ。 では1手損するメリットとは何か。 A図は相腰掛け銀。 それまでの同形なら後手の步…

人気戦法ランキング 第33位

≪超速3七銀≫A図 振り飛車党にとって救世主となったゴキゲン中飛車。 一方の居飛車党にとっては最大の敵となった。 様々な対策が出てきたが、いずれもゴキゲン中飛車の流行を止めるには至らず。 そんな中で登場したのが星野良生四段の生み出した超速3七銀…

人気戦法ランキング 第34位

≪4手目3三角戦法≫A図 力戦派の振り飛車党に好まれる作戦の一つが4手目3三角戦法だ。 初手から7六步、3四步、2六步に3三角(A図)で正体を現す。 対して2五步のように角交換を保留してくれば2二銀、3二銀、4二銀で安定した形を作ることができる。…

人気戦法ランキング 第35位

≪ダイレクト向かい飛車≫A図 角交換振り飛車の中でも、1手の得を追求した強情な振り飛車が、ダイレクト向かい飛車である。 A図で6八飛なら普通の角交換振り飛車だ。 ただ、将来8八飛と振り直す可能性が高いため、1手損になるのが不満なところだ。 この…

本の紹介 78

今回紹介するのは、2017年9月14日発売のマイナビ将棋BOOKS『規格外の新戦法 矢倉左美濃急戦 最新編』という本です。 著者は斎藤慎太郎八段、出版社はマイナビ出版さんです。 本書は前回紹介した基本編の続編である。 今回は「5手目7七銀」を特に重要なテー…

人気戦法ランキング 第36位

≪2手目3二飛戦法≫A図 2手目で戦型が確定するのが「2手目3二飛戦法」だ。 今泉健司四段が2度目の奨励会時代に升田幸三賞を受賞した戦法で、わずかな得を追い求めている。 A図で2六步なら6二玉と上がる。 以下2五步ならそこで3四步とし、2四步、…

将棋のマンガ 33

今回紹介するのは、2021年2月20日発売の『将棋少年』という本です。 原作は「おおきぼん太」さん、監修は飯塚祐紀七段、発行所は朝日新聞出版さんです。 本書は、人生を賭け勝負を繰り広げる鬼の住処とも称される奨励会で、将棋のプロ棋士を目指して狭き門を…

本の紹介 77

今回紹介するのは、2017年4月14日発売のマイナビ将棋BOOKS『常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編』という本です。 著者は斎藤慎太郎八段、出版社はマイナビ出版さんです。 この戦法は囲いが分かりやすく、3二銀~4二玉~3一玉の3手で完成できる。 こ…

人気戦法ランキング 第37位

≪戸辺流4→3戦法≫A図 ダイレクト向かい飛車が強情な戦法なら、柔軟な戦法が4→3戦法だ。 4→3とは、いったん四間飛車に振ってから、三間飛車に振り直すことを意味している。 出だしは角道オープン四間飛車と同様で、ひとまず4二飛と振っておく。 玉を移…

人気戦法ランキング 第38位

≪対矢倉左美濃急戦≫A図 7六步、8四步、6八銀、3四步に対し、5手目は長らく6六步が主流だったが、この手を激減させたのが対矢倉左美濃急戦だ。 バリエーションはいくつかあるが、代表的なのがA図の構えだ。 後手は角を2二角においたままで使っていく…

人気戦法ランキング 第39位

≪現代流6七金左矢倉(土居矢倉)≫A図 温故知新とも言うべき戦法が土居矢倉だ。 A図は1940年の第2期名人戦七番勝負第3局の局面である。 この7八玉+6七金+5八金の構えが土居矢倉。 後手の総矢倉と比べると堅さでは劣るが、駒の連結が良く、また角の打…

人気戦法ランキング 第40位

≪極限早繰り銀≫A図 初手から2六步~2五步を決める将棋は、ゴキゲン中飛車や角交換振り飛車、横步取りを封じられる半面、相居飛車になった時に後手の作戦が広いのが難点だった。 そんな中、先手の有力な作戦として現れたのが極限早繰り銀だ。 A図で従来な…

人気戦法ランキング 第41位

≪初手7八飛戦法≫A図 初手にいきなり7八飛で三間飛車宣言! 初めて見た相手は面食らうこと間違いなしだ。 角交換のタイミングを押さえることで、角道を止めずに戦う含みがある。 A図で3四步なら6八銀と上がり、8四步にはそこで7六步と突けばよい。 6…

人気戦法ランキング 第42位

≪2手目7四步戦法≫A図 7六步に7四步(A図)。 何とも珍妙な出だしだが、意外に有力な戦法である。 5五角と覗かれても3四步や9二飛で何事もない。 また7八飛も気になるが、7二飛、5五角、8二銀で大丈夫。 こうなると7筋の步を交換できるわけではな…

人気戦法ランキング 第43位

≪超急戦(対ゴキゲン中飛車)≫A図 振り飛車の定跡の中で、最も激しい展開になるのがゴキゲン中飛車に対する5八金右超急戦だろう。 A図の5八金右に対し①6二玉なら4八銀と上がり、5五步の瞬間に2四步と飛車先の交換ができるようになるので先手の不満が…

人気戦法ランキング 第44位

≪筋違い角≫A図 おじさん将棋の象徴の一つが、この筋違い角だろう。 初手から7六步、3四步、2二角成、同銀に4五角(A図)と打つ。 後手はもちろん6三角成の方を受ける必要があるが、6二銀に3四角と1步を取るのが狙いだ。 以下先手は居飛車か振り飛…

人気戦法ランキング 第45位

≪振り飛車ミレニアム≫A図 近年、振り飛車対策としてミレニアムが見直されてきた。 そんな優秀な囲いなら逆にやってやろう、と振り飛車もミレニアムを持ち込むようになった。 令和の時代となったが、まさにミレニアム大戦争だ。 A図は四間飛車がミレニアム…

人気戦法ランキング 第46位

≪棒銀(対振り飛車)≫A図 A図は急戦の基本形(6八金上を省略する場合もある)。 ここから3七銀、1二香、2六銀と繰り出していくのが対振り飛車における棒銀だ。 以下1四步に3五步、3二飛、3八飛と、飛車と銀のコンビネーションで攻めていく。 基本的…

人気戦法ランキング 第47位

≪4六銀左急戦(ナナメ棒銀)≫A図 A図が4六銀左急戦。 ナナメ棒銀とも呼ぶ。 通常守りの駒である居飛車の左銀を攻めに繰り出す珍しい戦型だ。 ここから3五步、3二飛、2四步、同步、3四步、同銀、3八飛と動いていく。 棒銀戦法と同じく、やはり角の頭…

人気戦法ランキング 第48位

≪4五步早仕掛け≫A図 A図が4五步早仕掛けだ。 「振り飛車には角交換」の格言通りの攻めで、4五同步なら3三角成、同桂、2四步、同步、同飛と、飛車をさばいて先手成功。 4五步には後手も取らず6三金、3七桂、7四步、と陣形を整備していく。 以下は…

人気戦法ランキング 第49位

≪四間飛車穴熊≫A図 振り飛車穴熊は一部で人気の高い戦法だ。 かつては広瀬章人先生が初タイトルの王位を奪取した時の原動力にもなった。 それまで固めるだけだった四間飛車穴熊を、現代のプロでも通じる戦法に繰り上げて大暴れした。 A図は四間飛車穴熊対…

人気戦法ランキング 第50位

≪三間飛車穴熊≫A図 四間飛車穴熊との大きな違いは、左銀を6八銀~5七銀~4六銀と玉側に近づけることができること。 居飛車の右銀と同じ動きができるため、堅さ負けしないで済むのだ。 A図からは5九角、4二角、8八飛が一例。 以下お互いに揺さぶりを…

人気戦法ランキング 第51位

≪風車≫A図 詰将棋作家としても知られる伊藤果八段が考案した戦法が風車だ。 ツノ銀中飛車や右玉系統の将棋で、バランスの良さが持ち味。 A図が基本的な構え。 中住まいからツノ銀+金開きの形を作る。 飛車角や玉をくるくる動かして手待ちする所から風車の…

人気戦法ランキング 第52位

≪丸山ワクチン≫A図 丸山ワクチンはゴキゲン中飛車対策の一つ。 丸山忠久九段が得意とした作戦で、ガンの治療薬の丸山ワクチンを拝借した名前だ。 A図はゴキゲン中飛車の基本的な出だしで、ここから2二角成、同銀、9六步、9四步、7八銀が丸山ワクチン。…

人気戦法ランキング 第53位

≪糸谷流右玉≫A図 力戦派の雄、糸谷哲郎八段が奨励会時代に得意としていた戦法が対振り飛車の右玉である。 糸谷流右玉、または対振り右玉と呼ばれる力強い戦法だ。 相手の飛車の位置はどの筋でも使うことができる。 A図がその駒組みの一例である。 3八金と…

人気戦法ランキング 第54位

≪菅井流角交換三間飛車≫A図 振り飛車のアイデアを数多く生み出す菅井竜也八段の名が冠されたのが菅井流三間飛車だ。 初手から7六步、3四步、2六步、3二金、2五步、3三角、同角成、同金、6八玉の阪田流向かい飛車の出だしから3二飛と振る。 A図が駒…

人気戦法ランキング 第55位

≪陽動振り飛車≫A図 陽動振り飛車は矢倉の出だしと見せ掛けて、突如振り飛車に変化する戦法だ。 初手から7六步、8四步、6八銀、3四步、6六步、6二銀、5六步に6四步から右四間飛車を見せて、7八金を強要してから飛車を振る。 A図が出だしの一例。 …