喜将会

現在は詰めろ問題と将棋系YouTuber「そらさん」のチャンネルを主に紹介してます。 また手に入った将棋関連の本やグッズの紹介もしております。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の新格言 89

【敵の攻め駒を攻めよ】・・相居飛車に至高の新格言例えば相手の攻撃陣は理想形、対する自分の守備陣はかなり薄く、もう崩壊を待つだけのような時も、諦めるにはまだ早い。こういう時に打開するには、「苦しいときは敵の攻め駒を攻めよ」の鉄則に基づいて指…

今日の新格言 88

【上部の逃げ道を切り開け】・・相居飛車に至高の新格言かなり先攻された局面などでは、攻め合いに出ては敵の思うツボである。こういう時は、相手の攻め駒が当面は小駒だけの場合には下段に落とされなければ残せる形なので、この格言のような指し方で進めれ…

今日の新格言 87

【玉飛接近は悪形②】・・相居飛車に至高の新格言昨日の続きである。 二段目の飛車は自玉から遠く離れている方が、守備に回ったときに好結果をもたらす。 「守りの飛車は遠きにありて利かすもの」なんて言葉もある。※矢倉の場合、6八飛や5八飛と回った局面…

本の紹介 50

今回紹介するのは、2013年4月10日発行の『凌ぎの手筋200』という本です。 著者は金子タカシさん、出版社は浅川書房です。金子さんは本書で次のように述べておられます。 「凌ぎの基本は、自玉の詰み筋、寄り筋をしっかりと見極める。この訓練を通じて、寄せ…

今日の新格言 86

【玉飛接近は悪形①】・・相居飛車に至高の新格言「玉飛接近すべからず」という格言は古来からある。しかし、袖飛車や右玉などが発達するとそうとも言い切れなくなった。では、どんなときに如実に現れるのか。矢倉戦などで自分の2八飛が、相手か3九角と飛車…

今日の新格言 85

【7一角は終盤の定跡】・・相居飛車に至高の新格言矢倉戦で飛車がいる一番いい場所は8二(2八)だ。攻めにも受けにも都合がよい。攻防の位置なのだ。ここから敵飛車を追い払えば寄せやすくなるか、自玉が安全になる。そこで、終盤の入口ともいえるこの局面…

今日の新格言 84

【矢倉に二枚換えなし】・・相居飛車に至高の新格言振り飛車VS居飛車の対抗形の場合、金銀と飛車あるいは角の二枚換えは一局の勝負を左右することが多い。 しかし、矢倉戦においては二枚換えが逆に「敗因」になってしまうことも珍しくはない。矢倉は攻めの継…

今日の新格言 83

【歩越し香には歩内の香】・・対振り飛車に役立つ玉言振り飛車の常用手段である8四香。打ち得に思えるこの香車だが、居飛車の持駒次第では8四香は敗因になりかねない場合が多くある。居飛車に歩内からの8八香という手がある場合は、振り飛車の歩越しから…

本の紹介 49

今回紹介するのは、2010年4月25日発行の『寄せの手筋200』という本です。 著者は金子タカシさん、出版社は浅川書房さんです。金子さんは東京大学卒で、読売アマ日本一戦・アマ竜王戦で優勝、朝日アマ名人戦で準優勝とアマ棋界で活躍しました。また、理数系の…

今日の新格言 82

【5筋より外のと金は気にするな】・・対振り飛車に役立つ玉言さすがにこれは穴熊ならではの格言だが、心の片隅に留めておくだけで、実戦での発想が広がるだろう。※穴熊にとって5筋より外のと金を作られるのはそれほど痛い手ではなく、怖いものではない。 …

今日の新格言 81

【たたくより垂らせ】・・対振り飛車に役立つ玉言応用範囲の広い格言になる。実戦ではどうしても直接手に心を奪われがちだが、手が進むほど「垂れ歩で良かった」となる。美濃崩しの場合6二歩と6一金を直接たたく手ばかりが脚光を浴びるが、終盤はともかく…

今日の新格言 80

【玉頭戦は香を使え】・・対振り飛車に役立つ玉言玉頭付近を制圧しているものの、いまひとつ攻めの糸口がないなんてことがあると思う。8五歩という玉頭の拠点を生かすにはどうしたらよいか。 そのような時は、縦に利く駒の応援を頼めばよいのだ。ズバリ言う…

今日の新格言 79

【穴熊はワキ腹を狙え】・・対振り飛車に役立つ玉言この格言は、穴熊攻めでぜひとも知っておきたい速い寄せ手段である。穴熊の場合、7二金に狙いを付けると攻めやすい。もっと具体的に言うと角で7二~8一のラインに狙いを付けるとよい。7一を狙うのもも…

本の紹介 48

今回紹介するのは、2010年2月13日発行の『泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ』という本です。 著者は瀬川晶司先生、出版は講談社さんです。「あきらめなければ、夢は必ずかなう!」瀬川先生は、年齢制限のため26歳に奨励会を退会…

今日の新格言 78

【穴熊戦中盤の主役は金】・・対振り飛車に役立つ玉言穴熊戦の中盤では細かい味の押し合いになることがある。そこで働くのが金。もし金銀交換などあろうものなら、たちまち優劣に差が出る。穴熊将棋では玉頭でねじり合いになることが多い。ねじり合いの局面…

今日の新格言 77

【駒得より押さえ込み】・・対振り飛車に役立つ玉言対抗形の将棋では互いの飛車の働きに差をつけられないよう注意を払わなくてはいけない。自陣に押し込められた飛車は大きな負担だ。対振り飛車急戦で守らなければならないセオリーは「敵飛車だけをさばかせ…

本の紹介 47

今回紹介するのは、2011年9月30日発行の『南の右玉』という本です。 著者は南芳一先生、出版元は日本将棋連盟です。 南先生は、対局中に正座を崩さず寡黙な 人柄から「地蔵流」と称されていました。 本書は、タイトル通り「右玉」について紹介されております…

今日の新格言 76

【桂頭攻めれば勝負になる】・・対振り飛車に役立つ玉言完封されそうな局面となっても、取りあえず敵の桂頭をつついていけば惨敗はない。負け将棋の気軽さで桂頭から始めよう。※どこかに攻めの糸口を見つけなければならない。そんなときまず考えるのは、飛車…

今日の新格言 75

【舟囲いの上部は広い】・・対振り飛車に役立つ玉言横から攻め合うと美濃囲いの方が舟囲いより堅い。しかし舟囲いには広さという大きな長所がある。居飛車がはっきり優勢な局面でも、舟囲いだけは油断すると、あっという間に崩壊する危険性がある。しかし、…

本の紹介 46

今回紹介するのは、平成16年12月20日発売の『谷川流寄せの法則 応用編』という本です。 著者は谷川浩司先生、出版元が日本将棋連盟です。 本書は、やや高度な寄せの技術を紹介してます。終盤の寄せには序盤の定跡と違って、道案内になる指針が多くないです。…

今日の新格言 74

【居飛穴は7九金を切らせるな】・・対振り飛車に役立つ玉言居飛穴に限らず穴熊の金は大きな価値を持っている。仮に敵角のラインに入ったら、他に指したい手があっても1手かけて避けるべきだ。穴熊の守りの要は一段目の金だ。この金を狙われると弱い。ここ…

今日の新格言 73

【居飛穴は7九金から締まれ】・・対振り飛車に役立つ玉言居飛穴において金の動かす順番はなかなか大事で、優劣を決めてしまう場合もある。居飛車穴熊で急戦調の将棋の場合、離れ駒を避けるために一呼吸おいたとき5九金右とか7九金とか金を締める手は好手…

今日の新格言 72

【じっと伸ばす8五歩に好手あり】・・対振り飛車に役立つ玉言戦いが始まりだすと心が焦り、じっとした手は指しにくいもの。そこを堪えて力をためる指し方が好手となりやすい。居飛車から見て盤面の右側は振り飛車側の勢力圏になることが多いが、そういう時…

本の紹介 45

今回紹介するのは、平成20年7月14日発行の『決断の一手!』という本です。 著者は中原誠十六世名人、出版元は日本将棋連盟です。 本書は全100題の問題が掲載されており、中原先生の実戦を題材にした次の一手集です。 実戦の次の一手は難解という評判がありま…

今日の新格言 71

【7一玉型には急戦でいけ】・・対振り飛車に役立つ玉言7二銀~7一玉のままでも美濃囲いとしてまとまり離れ駒がない。むしろ急戦対策とも見えるが、その安心感を突く逆説的格言がある。美濃囲いで8二玉のあと7二銀と締まっていない瞬間を狙って仕掛ける…

今日の新格言 70

【1四龍に好手あり】・・対振り飛車に役立つ玉言龍は敵陣で使うのが基本。しかし動きの素早い龍だから、敵陣で使いにくいと見たら1四龍と外で大きく使う態度も必要である。 B級戦法の達人・週刊将棋編集部(マイナビ出版発行)による

本の紹介 44

今回紹介するのは、2016年12月26日発売の『全戦型対応!将棋・端の攻め方、受け方』という本です。 著者は安用寺孝功(あんようじたかのり)先生、出版社はマイナビ出版さんです。帯のタイトルに「端を制するものが現代将棋を制す!」、「一手負けを一手勝ちに…

今日の新格言 69

【5六角も天下を制す】・・対振り飛車に役立つ玉言自陣の2九桂にひもを付ける5六角の位置は敵陣もにらむ好打になる。留まれれば満足だし、仮に動かされても十分働く。「角」の位置で最強は5五の天王山だ。特に5五馬となっているときの威力は絶大だ。た…

今日の新格言 68

【お荷物の8八角をさばけ】・・対振り飛車に役立つ玉言居飛車の8八角は敵陣を攻める威力はあるのだが、この角がいるまま自玉を攻められた場合は大きなお荷物となる。だから、さばきを心掛けたい。振り飛車VS居飛車の中盤戦で居飛車の8八角が邪魔な駒にな…

今日の新格言 67

【立石流にはコビンを狙え②】・・対振り飛車に役立つ玉言前回に続いて立石流についてだが、守りは一段金が大事である。そして攻めの急所は、意外と2八角のラインなのだ。立石流は、コメカミ攻めと端攻めを絡ませれば、もう怖くない。 B級戦法の達人・週刊…